開業からまもなく半世紀を迎える東海道新幹線が、これまで追求してきた「より速く」の目標を路線変更する。 2月に導入される新型車両が目指したのは、より早く「止まる」。6代目となるJR東海の新幹線「N700A」は、大震災の発生を想定していち早く車両を停止させられるようブレーキ性能を大幅に改良したのが最大の特徴だ。 ◇制動力アップ これまで車両更新の度に行われてきた最高速度の引き上げや所要時間の短縮は今回はなし。東京―新大阪間は、現在と同じ最高時速270キロ、所要時間は2時間25分のままだ。「追求したのは『早く止まる』。速度向上よりも安全性を優先した」と同社は力を込める。 新幹線は地震の揺れを検知すると緊急停止する仕組みで、同社によると、N700Aはブレーキシステムの大幅改良で現在の主力車両と比べて制動距離を約1割短縮。速度制御装置の改良で、各区間の制限速度に近い速度を自動的に維持できるようになり
脳の性質を利用して記憶力を高める勉強法を分かりやすく解説した図書「30+2分で、夢が実現する勉強法」(南々社新書)を、広島県呉市立昭和北中学校の中塩秀樹校長が出版した。学力をつけるためには人間性の向上が必要と力説する中塩校長は「この方法を広く利用してもらい、日本全体で学力、人間力を高めてほしい」と願っている。「楽しく学べば忘れない」 中塩さんがこれまでに赴任した中学校、高校で生徒たちと長年実践し、効果を上げた学習の仕方を「休憩10分は、記憶を定着させる秘訣」「睡眠の驚くべき効果」などと具体的に紹介。 「効果てき面、30+2分の勉強法」にある「朝復習をすると忘れにくい」では、学校に早く来て復習を毎朝30分(5教科を6分ずつ)して、さらに授業開始直前に前時の授業内容をノートを開き2分程度、読みながら復習する-とずばり。これにより記憶が甦り、つながりが明確になり、授業の理解が格段にアップすると説
プッチンプリンのギネス世界記録パッケージ。21日に全国で発売する=江崎グリコ提供 グリコ乳業の「プッチンプリン」シリーズが、1972年の発売開始以来、累計の販売数で51億個を突破し、昨年10月末に「世界で最も売れているプリン」としてギネス世界記録に認定された。これを記念して1月21日、プルッとした食感がいっそう増したリニューアル商品を発売する。販売は5月中旬ごろまでの限定。 プッチンプリンは、プラスチック容器の底にある突起を折ると皿などに簡単に移すことができ、プルプルッとした食感とともに大きな特徴となっている。 90年には3個パックを発売。93年には「通常よりも、もっと食べたい人がいるはず」と、内容量が通常の1・6倍の「Bigプッチンプリン」を投入し、発売直後は生産が追いつかないほどの人気となった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログイ
【中山由美】昭和基地をめざして南極海を航行していた南極観測船「しらせ」について、南極地域観測統合推進本部は11日、基地まであと18キロの地点で接岸を断念したと発表した。周囲は厚さ5メートルの海氷に1メートルの積雪があり、前進できなくなった。断念は2季連続。基地への物資輸送が滞り、観測への影響は避けられないという。 しらせは、基地へ届ける燃料などの物資1082トンを積んでいる。越冬には最低でもその7割は必要だ。しらせが基地へ約1キロまで近づければ、パイプを延ばして基地へ燃料を送り込めるが、18年ぶりに接岸できなかった昨季は、搭載していたヘリコプターと雪上車で約20キロの距離をピストン輸送した。だが、予定量の6割強しか運べず、燃料は基地の備蓄に頼っている。 今季は、昨年末時点で約20キロまで迫ったが、その後、方向を変えても進めなくなった。一方、海氷表面には気温の緩みで巨大な水たまりが広がっ
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