中国の河南省政府は14日、省内の男性2人が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染していることが分かったと発表した。河南省での確認は初めて。上海市では、これまで感染が確認されていた患者のうち2人が死亡。感染者数は同市と浙江、江蘇の両省でも増え、中国全体で死者13人を含む計60人になった。 中国の感染者は3月31日に初めて確認されて以来、上海市と江蘇、浙江、安徽の3省に集中していた。だが、4月13日には北京でも1人確認。河南省も加わったことで、感染地域の広がりが明らかになった。 河南省で判明したのは、開封市の調理人の男性(34)と、周口市で農業に従事する男性(65)。上海市で死亡したのは67歳の女性と77歳の男性。他に上海市で3人、浙江省で4人、江蘇省で2人の感染も判明した。(共同)
兵庫県・淡路島を震源とする13日の最大震度6弱の地震の発生を受け、政府の地震調査委員会(委員長・本蔵義守東京工業大名誉教授)は14日、臨時会を開いた。震源断層について未知の活断層が存在する可能性を指摘。1995年の阪神大震災の余震の可能性については「同震災と何らかの関係がある」との見解で一致した。調査委は今回の地震の震源断層について、南北方向に延びる西側隆起の逆断層と推定。そのうえで、震源域の
コンピューターは人間の頭脳にどこまで迫れるか-。技術者が熱い思いで挑んだ電王戦。第4局は引き分けたが、「Puella α」開発者の伊藤英紀(えいき)さんは対戦前、「ソフトはすでに名人を超えた」と強い自信をのぞかせていた。 将棋ソフトはこの10年で劇的に進化を遂げている。電王戦第3局までの対戦成績はソフトの2勝1敗。今回の快進撃も「驚くことではない」と話すのは、「週刊将棋」元編集長で、大阪商業大学アミューズメント産業研究所の古作(こさく)登主任研究員だ。将棋ソフトの開発が始まってから約40年になるが、古作さんは「平成14年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した『激指(げきさし)』が、大きな突破口になった」と、指摘する。 持ち駒を再利用できるという独特のルールをもつ将棋は、考えられる局面が10の220乗とされる。オセロ(10の60乗)、チェス(10の120乗)と比べると、盤面が広く駒の種類が多
記者会見する地震調査委員会の本蔵義守委員長 【合田禄】13日早朝に兵庫県淡路島で起きた地震について、政府の地震調査委員会は14日、臨時の委員会を開き、今回の地震は今まで知られていなかった活断層によって引き起こされたと発表した。広い意味で、阪神大震災の余震とみられるという。 今回の地震を引き起こした活断層は、淡路島中西部にある西傾斜の逆断層で、長さは南北方向に約10キロ。委員会は周辺のすでに知られている活断層とは断層の向きや位置が異なり、直接関係はないとした。 マグニチュード(M)6級の地震を引き起こす活断層は地表から見えることはあまりなく、委員会が把握していない活断層は多数ある。 南海トラフで繰り返し起きる巨大地震との関係については、M6級の地震は西日本で多数起こっているとしたうえで「今回の地震だけで南海トラフの切迫度を議論するのは難しい」とした。 本蔵義守委員長は「M6級の地震
阪神大震災以降、国が警戒する活断層以外で起きた主な地震 今回の地震は、日本列島の太平洋側を繰り返し襲った南海トラフ地震の前ぶれなのか。 1854年に起き、いずれもM8・4の巨大地震だった安政東海地震と安政南海地震。その約5カ月前、いまの三重県付近を中心にM7・2の伊賀上野地震が起きた。35年前にもM7・2の地震が現在の滋賀県を中心に起きていた。 次の南海トラフ地震となった昭和東南海地震(1944年、M7・9)と昭和南海地震(46年、M8・0)の前にも内陸型が続いた。一般に、西日本では南海トラフ地震の50〜60年ほど前から内陸の地震が増えるといわれる。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連リンク震源、「未知の活断層」原因か 淡路地震、研究者確認(4/14)
屋根瓦を外す作業におわれる住民=兵庫県淡路市塩尾淡路市役所近くに設置された災害廃棄物の仮置き場。住民たちががれきなどを次々に持ち込んだ=兵庫県淡路市生穂新島地震でずれた屋根瓦が落ちないようにブルーシートを張る住民。地元の祭りに行く途中、作業を手伝っていたはっぴ姿の人もいた=兵庫県淡路市生穂液状化現象で汚れた路面を高圧洗浄機で清掃する作業員=兵庫県淡路市生穂新島 【滝沢卓、宮武努】地震から一夜明けた兵庫県の淡路島では14日、復旧作業が進められた。 震度6弱の揺れに襲われた淡路市の沿岸部では午前9時、液状化現象で泥水がわき出した現場で、作業員が高圧洗浄機の水を路面に向け、こびりついた泥を洗い流していた。 同市生活環境課は市役所近くに災害廃棄物の仮置き場を13日から設置。住民たちがトラックなどで、瓦や壁などのがれきのほか、倒壊した家具を運び入れていた。21日まで、毎日午前8時半から午後5時
世はまさに、ゆるキャラたちの戦国時代。地域のイメージアップに大きく貢献する彼らを紹介しよう。 「ゆるキャラグランプリ2012」で全国3位になり、人気急上昇中の群馬県のマスコットキャラクター。モチーフはポニーで、平成6年に「ゆうまちゃん」として誕生。20年に県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」が東京・銀座に開店したのを機に「ぐんまちゃん」に改称された。 昨年12月に群馬県の宣伝部長に就任。年を取らず万年7歳というのも「いつまでもかわいらしく、宣伝部長として活動できる最低年齢だから」(県イメージアップ推進室)だとか。 特技は「変身」。世界文化遺産を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の工女姿など七変化を武器に、“宣伝下手”な群馬県の切り込み隊長として、さらなる活躍が期待されている。
新年度が始まり、平日はいつも以上に慌ただしい季節。だからこそ休日や旅先での朝は、ホテルでぜいたくな朝食をとり、ゆったりした気分を味わうという楽しみ方がある。宿泊しなくても朝食を楽しめるホテルに限り、東日本と西日本に分けて専門家に評価してもらった。<東日本>1位 二期倶楽部(栃木県) 482ポイント採れたて地元食材、お重彩る メインダイニング・ラ・ブリーズの「朝餉(げ)のにき菜重」は那須高原の地元の食材をふんだんに使った和食。中でも独自の飼料で育てた鶏が産んだ卵を使う卵かけごはんは、卵の黄身の味が濃くとろりとした口当たりで、深い味わい。 2段のお重の中には自家製豆腐、紅マスなどの焼き魚、南高梅の梅干し、山菜などが整然と並び、箸をつけるのがためらわれるほど。ベビーリーフやニンジンなどの野菜はホテルが無農薬で自家栽培しているもので、使う分をその日の朝に収穫する。「地産地消にこだわった新鮮な食材を
【動画】兵庫・淡路地震の爪痕=熊倉隆広撮影シートで覆うなど、地震で崩れた屋根の応急処置をする人たち=13日午後4時6分、兵庫県洲本市、朝日新聞社ヘリから、森井英二郎撮影各地の主な震度震源と断層の位置 【川田俊男】13日早朝にあった兵庫県の淡路島付近を震源とする地震は、「未知の活断層」が引き起こした可能性が高い。震源の位置や余震の分布などが、既知の活断層と一致しないと複数の研究者が確認した。 周辺の活断層に詳しい岡田篤正・京都大名誉教授はこの日午前、本社ヘリで淡路島の震源域を上空から調べた。「気象庁が示す震源の位置や断層の向きなどから推定される場所に、活断層を示すような明瞭な地形は見あたらなかった。これまで知られている活断層ではなく、未知の活断層が動いた可能性がある」と指摘した。 また、遠田晋次・東北大教授(地震地質学)によると、淡路島中央部には今回の地震を起こした断層と向きが同じ既知
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