捕獲作戦で使用されたおとりのフラミンゴ。1羽は野生動物に襲われ、もう1羽は行方不明となり作戦は失敗に終わった(昨年7月)(紋別市のコムケ湖で)=佐藤一志撮影 逃亡中のフラミンゴは、いまどこに?――。 北海道・旭山動物園(旭川市)を脱走した後、道内を自在に飛び回っていたヨーロッパフラミンゴが、昨年10月末に同園から約100キロ離れたオホーツク海沿岸で見つかったのを最後に、その後の足取りがつかめていない。 目撃情報は寄せられているが、寒さが厳しい冬の北海道はフラミンゴにとって極めて厳しい環境で、同園は「何とか生き延びていてほしい」と生存情報を心待ちにしている。 ◆道内で目撃情報 フラミンゴは昨年7月、同園の柵を越えて飛び去り、追っ手を尻目に道内各地を転々。約3か月間にわたって紋別市のコムケ湖にすみついているのが確認されたが、昨年10月末から消息が分かっていない。 その後も、「フラミンゴのような