中国で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧された天安門事件から30年になるのに合わせて、香港の記者でつくる団体は、現場で取材にあたった記者たちが当時を振り返ったインタビューの映像を、インターネット上で公開しています。 事件から30年になるのに合わせて香港記者協会は、現場で取材にあたった30人の記者たちが当時を振り返ったインタビューの映像を、順次、動画投稿サイト、ユーチューブで公開しています。 このうち、新聞記者だった女性は、「多くの市民が次々に撃たれて倒れていた。その光景は誰にも信じてもらえないと思いテープに録音した」と述べ、現場で収録した銃声とともに当時の様子を語っています。 また、男性が戦車の前に立ちふさがった様子を撮影した通信社の元カメラマンは、「ホテルの部屋で撮影の機会を待っていると、ドン、ドンという戦車の音が聞こえ、よく見ると男性が立っていた」と話しています。 この証言集の制作