●ルール6 整数値のビット長やバイト長が問題になるときは、charやshort、int、long、long longといったデータ型を使わず、固定長データ型を利用する。C言語の標準で規定されている符号付きおよび符号なしの固定長整数型は、表1の通りである。 理由は次の通りだ。ISOが策定したC言語標準「ISO/IEC 9899」では、charやshort、int、long、long longといったデータ型の長さ(ビット長)について、処理系ごとに定義することが許されており、移植性の問題を引き起こす。1999年に改定された「ISO/IEC 9899:1999」でもこの問題の潜在的な原因は解決されていないが、表1に示したビット長が一意に定義されているデータ型が新たに追加された。これらの新しいデータ型は、「stdint.h」というヘッダー・ファイルで定義されている。 ●ルール7 「&(論理