化学賞 鈴木章氏と根岸英一氏 10月6日 20時29分 ことしのノーベル化学賞の受賞者に、2種類の有機物を結合させる新しい化学反応の手法を発見し、医薬品など幅広い分野に貢献した北海道大学名誉教授の鈴木章さんとアメリカ・パデュー大学特別教授の根岸英一さんの2人の日本人が選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのはこれで18人となり、化学賞は、おととしの下村脩さんに続いてあわせて7人となります。 このうち、鈴木さんは北海道むかわ町の出身で80歳。北海道大学大学院を修了したあと、北海道大学の助教授を経て、昭和38年から2年間、アメリカのパデュー大学で、のちにノーベル化学賞を受賞したハーバート・ブラウン博士から有機合成化学について指導を受けました。また、根岸さんは旧満州の出身で75歳。昭和33年に東京大学工学部の応用化学科を卒業したあと、日本の化学メーカー「帝人」に勤めました。その後、アメリカ・