近年、テキストチャットによる企業と顧客のコミュニケーション機会が増えてきており、特にカスタマーサポートへのチャット利用が拡大しています。カスタマーサポートにおける顧客からの問い合わせの中には、単に怒りや苛立ちをぶつけたり理不尽なクレームをつけるなど悪質なものもあり、感情的になっている顧客に対して、特に経験の浅いオペレーターが適切に対応することは難しく、対応に精神的な苦痛を伴うことが問題になっています。 このような背景のもと、子会社を通じてチャットボットサービス「AI Messenger」を提供する当社では、大阪大学 石黒教授と共に「チャットボットによる話者感情制御」に関する技術を開発し、特許を共同出願いたしました。クレーム対応を模した実験環境での評価の結果、顧客の感情の抑制効果が期待できることが示されております。 今回出願した技術を用いて実証実験を進め、チャットボットやロボットと人とが調和