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逆転無罪を決定付けた「反意図性」と「不正性」の解釈(Coinhive事件最高裁解説 前編):モロさんは令和の「スパルタクス」だ(1/2 ページ) 市井のエンジニアが不正指令電磁的記録保管罪に問われた「Coinhive裁判」において、最高裁判所は2022年1月、無罪判決を言い渡した。東京高裁での有罪判決から逆転無罪を勝ち取れたポイントは何だったのか、主任弁護人と弁護側証人が解説する。 Webサイトを閲覧した人の計算能力を利用して仮想通貨のマイニングを行うプログラム「コインハイブ(Coinhive)」を自分のWebサイトに設置したとして、不正指令電磁的記録保管罪に問われていたWebデザイナーの諸井聖也さん――Twitter上では「モロさん」の裁判で、最高裁は2022年1月20日、罰金10万円の支払いを命じた東京高裁判決を破棄し、逆転無罪判決を下した。 支援金の募集などを通じて一連の戦いを支援し
みんな、ありがとう! これからは技術者として名をはせていけるよう精進するよ(Coinhive事件最高裁解説 後編):刑法感覚のないセキュリティエンジニアと技術感覚のない警察・検察との悪魔合体(1/3 ページ) Webサイトに設置した「Coinhive」が不正指令電磁的記録保管罪に当たるとされたWebデザイナーのモロさんは、2022年1月、最高裁判所で逆転無罪を勝ち取った。裁判の争点は何だったのか、同様の事件を今後起こさないために必要なことは何か、主任弁護人と弁護側証人が解説する。 WebデザイナーがWebサイトに設置した「コインハイブ(Coinhive)」が不正指令電磁的記録保管罪に当たると問われた事件は、2022年1月20日、最高裁判所で逆転無罪となった。 前編では、どれほど低い確率からの勝利であったか、そしてそれが今後どのような意味を持つのかを、主任弁護人を務めた平野敬弁護士が振り返り
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