アメリカン・ギャングスター 1968年、フランク・ルーカスは ハーレムの黒人ギャングのボスの死後 独自の麻薬ビジネスを展開する 大物マフィアのフランクは 目立たないことを信条にする 超慎重派の人だ 黒人というだけで 差別を受ける当時にあって スーツで身なりを きちんとする徹底振り もう一方の主人公 刑事のリッチは 汚職がはびこる組織にあって 正義を貫く信念の男 賄賂を受け取らないことが 冗談として通じないとは 警察組織の腐敗が末期だったことを よく表現している ギャングは 高い服 うまい飯 高級車で生活を送り かたや警察官は 安い服 安い飯 ボロイ車と散々で 悪が栄えることを 単純なことでわかりやすく 表現している 米国におけるギャング組織が イタリア系である定説を覆して 黒人がビジネスセンスによって 麻薬王の座に登りつめる アメリカン・ドリーム的な 娯楽色が強くなっているが そのためか、