学業不良に陥る留学生たち ミシガン州立大学教育大学院の博士課程に在籍している私は今学期、高等教育コースの質的調査法の授業を受講している。 残念ながら学期中に途上国に赴いて調査するわけにはいかないので、GPA2.0を下回る学業不良の学生のアドバイザーをしているクラスメイトと組ませてもらって、なぜ中国人留学生がこれほどまでに学業不良に陥ってしまうのかについての質的調査をしている(例年約20%の中国人留学生が学業不良に陥る)。 具体的には、インタビュー・フォーカスグループディスカッション・観察などをほぼ毎日おこなっている。 観察のメインは1・2年生向けの授業である。 しかし、高等教育コースの学生の多くは、私のいる教育政策コースと異なり、博士課程の学生の大半がパートタイムである。そのため、クラスメイトには学内の学食や図書館のマネージャーといった人たちもいるので、彼女たちに断りを入れてそのような場所