日本人従業員の自殺相次ぐキャンプ座間 日米同盟の重要性は、対外的に日本の主権に対する課題が増える中、中国による地域安全保障への脅威もあり、近年ますます認識が高まっている。 しかし、その中で大切な一端である、日々の日米同盟関係を束ねるべき現地レベルの当事者たちが、取り返しのつかない害を及ぼしている。これは、基地内の労働力のかなりの部分を占める、日本人従業員の扱いに関係がある。 駐留米軍基地内では毎年、数十、時には数百もの上司や同僚からのパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、その他職場での悪意のある行為について苦情申立てや告発がありながらも、これらのケースの多くは公に報告されていない。