イスラマバード(CNN) パキスタン軍と警察当局者は10日、北西部のカイバル・パクトゥンクワ州にある軍訓練施設で10代少年による自爆テロ攻撃があり、少なくとも陸軍の新兵27人が死亡、42人が負傷したと述べた。 軍幹部によると、少年は14歳前後とみられ、学校の制服姿だったという。バッグに爆弾を隠していたか、爆弾を巻き付けた自爆用のベストを着用していたとみられている。反政府武装勢力タリバーンが「親米的な軍隊に参加しようとする者へのメッセージだ」とする犯行声明を発表した。 新兵が朝の教練を実施していた敷地に徒歩で侵入し、爆弾をさく裂させていた。現場の訓練施設内には新兵の子供用の学校があり、自爆した少年はこの学校の生徒を装っていた可能性がある。 現場は同州の州都ペシャワルから北へ約50キロ離れたマルダン地区。カイバル・パクトゥンクワ州は、イスラム反政府武装勢力タリバーン系が拠点を築く部族地域に隣接