タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH (6)

  • 2009年・この日本映画が面白い! - TRiCK FiSH blog.

    今年は、いつもの年よりも意識的に映画を多く観た。しかも、珍しく試写や劇場にも足繁く通ったので、今年公開された映画はかなり観た。 というわけで、今年の1月1日から12月31日までに公開された日映画について、まとめて書いてみる。いわゆるベストテンである。総評やワースト作品については後半触れる(なお、外国映画編については、『アバター』をまだ観ていないので後日)。 僕の評価基準には、いくつかポイントがある。 もっとも重要なのは、プロダクト(製品)としての完成度だ。テーマ(味や思想)はともかく、ひとつの作品として完成しているかどうかという点。 次に重要なのが新しさ。要は、過去に類似作があるかどうか、あるいはジャンルムービーであればそのなかで際立っている点があるかどうか、さらには、俳役が新鮮かどうか等々。 その次に来るのが、テーマの新しさ。いまの時代に合っているかどうか、ひとむかしのテーマではないか

  • 『フィッシュストーリー』監督:中村義洋(2009年) - TRiCK FiSH blog.

    監督:中村義洋/原作:伊坂幸太郎/脚:林民夫/プロデューサー:宇田川寧、遠藤日登思/音楽:斉藤和義/出演:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋、渋川清彦、大川内利充/製作:アミューズソフトエンタテインメント、博報堂DYメディアパートナーズ、テレビ東京、CJ Entertainment、衛星劇場、パルコ、ショウゲート、スモーク、Yahoo!JAPAN/制作プロダクション:ダブ/配給:ショウゲート 3月20日から公開。 『アヒルと鴨のコインロッカー』のスタッフが、再び伊坂幸太郎作品を映画化。『アヒル〜』を超える、今年の日映画では確実に上位5に入る傑作に仕上がった。意図的ではないだろうが、セカイ系作品群への見事なアンチテーゼとなってもいる。 物語は、2012年の東京から始まる。ゴミが散らかった街は、人の行き交いはなく閑散としており、空では大きな彗星がゆっくりと動いてい

  • 外国映画が不振の理由:『最新コンテンツビジネスのすべてがわかる本』より - TRiCK FiSH blog.

    もう2ヶ月ほど前になるが、産経新聞に「洋画離れ止まらず 興行収入4割減少」という記事が載った。http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080822/tnr0808222107010-n1.htm この記事では、業界関係者が外国映画離れの理由を「DVDの低価格化」「若者が字幕を読まなくなった」などと話しているが、もちろんそんなに単純な話ではない。このようなことになったのには、非常に複雑な背景がある。 最近出した拙著『最新コンテンツビジネスのすべてがわかる』(共著/日能率協会マネジメントセンター)からデータを引きながら、この理由について解説していく。●日映画興行状況 まず、日映画状況をおさらいしておこう。 2年前(2006年)、日映画の興行収入が21年ぶりに外国映画を上回ったことが話題となった。しかし、映画興行の全

  • 女性ファッション誌ポジショニングマップ・2008:『文化社会学の視座』より - TRiCK FiSH blog.

    上の図は、今年春(3月)の段階での女性ファッション誌のポジショニングマップです。 4年前にも、私は『日経エンタテインメント!』2004年9月号、三浦展著『かまやつ女の時代』、同『下流社会』のための調査で、女性ファッション誌のマップを創りました。それはここでも発表しましたが↓、その続編ということです。http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20041224/p2 今回の図は、先日発売された南田勝也・辻泉編『文化社会学の視座』(ミネルヴァ書房)に私が寄せた論文「差異化コミュニケーションはどこへ向かうのか」のために創ったものです。 4年前と違い、今回は網羅している世代の中心に雑誌のタイトル名を置きました。たとえば『CanCam』は「コンサバ→専業主婦」の23歳あたりに置かれていますが、実際の読者は10代後半から20代後半まで幅広いです。・追記:「『装苑』や『SPUR』や『

  • 『花とアリス』岩井俊二(2004年) - TRiCK FiSH blog.

    〈以下、ネタバレあり〉 岩井俊二の繊細さは、あの逆光シーンの多用にあったりする。逆光は、人やもののアウトラインを緩め、空間と融和させる。頬のラインや一の髪の毛はとぎれとぎれになり、白くとんだ背景に溶け込んでいく。それは、自他の境界に自覚的になりつつある思春期の少女たちにとてもよく合う。 このような逆光シーンを岩井俊二は頻繁に使ってきた。『Love Letter』(1995年/ASIN:B00005HSU8)の図書館、『リリイ・シュシュのすべて』(2001/ASIN:B000066FWU)の教室と、それはいつも思春期の少年/少女たちの姿を印象的なものにしてきた。『花とアリス』でも、逆光のシーンは随所に散りばめられている。バレエ教室の控え室、オーディション会場のスタジオなどで、柔らかい光が少女たちに降り注ぐ。 このような逆光のシーンは、少女マンガの一場面を思い起こさせる。少女マンガでも、逆光

  • TRiCK FiSH blog. - 人気ブロガーになるためには

    面白いブログを書いてちょう人気ブロガーになりたいのに、最近スランプで面白いエントリがビタイチ書けません。どうしたら面白いエントリを毎日バンバン書けてちょう人気ブロガーになれますか?他人のブログを読むとか面白いネタが浮かぶまで待つといったブログ論以外で、具体的なソリューションをお願いします。http://q.hatena.ne.jp/1144077840 この質問はネタか釣りかという気もしつつ(一部表現がテラヤマアニさん的だとかも思いつつ)、けっこうそう思っているひとは多いのかもな、と思う。というのも、先日yakalikeでチャットしたときに(id:TRiCKFiSH:20060120:p1)、あるひとが「ブログって人気が出ないと続ける気力がわきませんよ」みたいなことを言っていて、そうなのかぁと思った。 僕なんかはこのブログを始める前は、さるさる日記でコソコソ書いてたんだけど、それは目立ちた

  • 1