サンフランシスコ発--ドラマ「SEX AND THE CITY」のうちの好きなエピソードをウェブサイトで購入し、ダウンロードできたら、素晴らしいとは思わないだろうか。だが残念ながら、当地で開催中の「Web 2.0 Conference」にてインターネット企業幹部らが米国時間6日に語った、エンターテインメントやメディアの未来に関する予測を勘案すると、このシナリオが実現するのは遠い将来になりそうだという気がしてくる。 その理由はもちろん、「支配勢力者」であるケーブル/衛星テレビ会社が、自分たちの資産を囲い込んで、200チャンネル分にも相当する膨大な量のコンテンツを使いながら顧客数を増やしていきたいと考えているからだと、Netflixの最高経営責任者(CEO)であるReed Hastingsは説明する。その対抗勢力で、インターネット関連の起業家らで構成される「門戸開放派」は、このビジネスモデルに