最近の産業界での人工知能(AI)やビッグデータ(大量データ)の活用などを背景に、情報系の若手研究者に追い風が吹いている。文部科学省の肝いりの若手向け研究支援事業が始まったほか、4日には日本最大級のAI研究拠点の理化学研究所・革新知能統合研究センター(AIPセンター)が東京・日本橋に開設された。指導教員の研究の下請けではなく、若手が直接勝ち取れる予算とポストができたのだ。若くして新しい研究領域を創るチャンスが巡ってきた。 「霞が関を満足させる研究はおっさん世代がやる。AIで追い風が吹く今こそ、若手は好きな研究に打ち込め」―。科学技術振興機構(JST)のプログラム、河原林ERATOが2016年12月に開いた情報系ウィンターフェスタで、筑波大学の佐久間淳教授(CREST研究代表者)は若手を鼓舞した。 同フェスタには約250人の若手が集まった。大会場で研究者が3分間隔で研究概要を発表し、すぐにポス