独VWと米フォード、米GMとホンダ、独BMWと独ダイムラーなど、自動車メーカー大手同士の提携が近年相次いでいる。その背景にあるのは、自動運転やMaaS(Mobility as a Service)といった今後の自動車業界を大きく変えていく技術やサービスの開発だ。 将来技術にはIT企業やスタートアップら異業種参入も盛んで、未来の主導権をめぐりさまざまな攻防が繰り広げられている。とりわけ、自動運転の核となる「OS(Operating System)」をめぐる競争は今後激化の一途をたどるものと思われる。 パソコンにおけるMicrosoftの「Windows」とAppleの「macOS」、スマートフォンにおけるGoogleの「Android」とAppleの「iOS」のように、自動運転においても将来的にはOSが統廃合を繰り返し、2、3種類に収束する可能性が高い。つまり、各社が独自開発を進めている自動