都心の分譲マンションの販売が活況を呈してきた。住友不動産は14日、今年7月3日に販売を始めた東京・府中の「シティハウス府中けやき通り」(総戸数140戸)の第一期1次分の47戸が即日完売したと発表した。三菱地所も5月末に売り出した首都圏の3つのマンションの全物件が即日で売り切れた。低金利や住宅ローン減税などの追い風が続くうえ、将来の消費税増税を懸念して駆け込み需要が急増しているためだ。一昨年秋以降、低迷を続けてきたマンション市場に曙光が差し込み始めている。関連記事地価下落率拡大の一方、マンション販売…路線価、都心底打ち 地方との“二極化…記事本文の続き 住友不動産の府中のマンションは、京王線府中駅から徒歩3分の「馬場大門けやき並木」沿いで建設が進む。第一期一次は角部屋中心の専有面積43・61~87・84平方メートルの2LDK~3LDKの物件で、価格は3900万~7900万円。平均坪単価は27