静岡県警静岡中央署は19日、名古屋市名東区一社、日本旅行中部営業本部副本部長坂内正典(54)、静岡市駿河区鎌田、同社静岡支店長下村和人(54)の両容疑者を建造物侵入の疑いで逮捕したと発表した。 発表によると、2人は共謀し、今年1月18日、不正な目的でJR静岡駅の新幹線改札内に侵入した疑い。2人は容疑を認め、「お金がもったいなかった」などと供述しているという。 同署幹部によると、下村容疑者が入場券を2枚購入して改札内に入り、名古屋から静岡に到着した坂内容疑者に1枚渡した。坂内容疑者は東京に出張する途中で、下村容疑者と会う予定だったが、静岡駅でいったん下車すると特急券が失効するため、入場券を利用したとみられる。坂内容疑者は入場券を駅員に示して改札外に出た際、入場記録がないことを不審に思った駅員に呼び止められたが、逃げたという。 日本旅行は「このような不祥事が2度と起きないよう、綱紀粛正の徹底に