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グーグルには、勤務時間の20%を自由な企画・開発に当てていい「20%プロジェクト」という制度がある。Google検索での誤入力に対して、正しい検索キーワードを勧める「もしかして」というスペリングコレクション機能を担当している、ソフトウェアエンジニアの工藤拓氏が、同じくエンジニアの小松弘幸氏と、この「20%」で進めていたのが「Google日本語入力」だった。 工藤氏が「変換」のコアな部分、小松氏がWindowsやMacintoshといったマルチプラットフォームへのつなぎ込み部分を主に担当してプロジェクトを進めた。そして仮バージョンができた時点で、相談を寄せたのがシニアプロダクトマネージャ(当時)の及川卓也氏だ。 2010年に登場するChrome OSへの搭載も予定され、Googleの日本展開の重要なツールとなるGoogle日本語入力の生みの親に、その狙いや開発の思想を聞いた。 Google日
ジャストシステムが12月8日、一太郎2010とATOK 2010の発表会で、日本語入力システム「ATOK」のロードマップを公開。そこには「ATOK for iPhone」や「ATOK for Android」の文字が記載されており、それぞれのプラットフォームで利用できるATOKを開発中であることを明らかにした。 iPhoneの日本語入力システムは、OSに最初からセットされているものしかなく、その変換精度は決して高いとは言えない。どのような形で提供されるのかはまだ明らかではないものの、iPhoneでATOKが利用できるようになるなら、多くの日本のユーザーは代金を払ってでも購入すると思われる。Androidにはオムロンソフトウェアの「Wnn」や、オープンソースのIME「OpenWnn」があるが、やはり使い慣れたATOKを選ぶユーザーは多いだろう。 このほかにもジャストシステムは、「ATOK f
Google日本法人が公開した新日本語入力システム(IME)「Google日本語入力」について、開発した同社の技術者が12月7日、開発の経緯や狙いなどを話した。予想を超える反響があったといい、「早い時期にβが取れる形で提供したい」と意気込む。Googleが来年リリースを予定している「Chrome OS」にも組み込まれる予定だ。 同IMEは12月3日にβ版として公開。Webから集めた情報を基に自動的に生成した辞書を搭載し、新語や専門用語、芸能人の名前などに強いのが特徴だ。冒頭の数文字を入力すると候補語を変換するサジェスト機能や、数字を16進数に変換する機能など、Googleらしい機能も備えている。Windows XP/Vista/7(それぞれ32ビット版)とMac OS X(Leopard以降)に対応し、無料で利用できる。 エンジニアの情熱の成果 開発は、ソフトウェアエンジニアの工藤拓さんと
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