キーワード const は、C++ の変数(オブジェクト)が定数であることを示すものです。「オブジェクトの内容を変更できない」というアクセス制御を行うときに使うわけです。簡単ですが、ポインタと絡むと const を書く位置によって意味が変わるので、このあたり、まとめておきましょう。後半では、クラスと共に使用する場合についても解説します。 最も簡単な場合 ポインタが絡む場合 const なクラスのメンバ変数 const なクラスオブジェクトを使う場合 最も簡単な場合 ページの先頭へ const を使う、最も簡単な場合とは、例えば、変更しない整数の定数を定義するような場合でしょう。次の例を見てください。変数 iL1、iL2 は、定数となり、値を変更できません。 int main() { // int 型変数と const int iL0 = 200; const int iL1 = 200;