2011年5月15日のブックマーク (6件)

  • J. Nakanisi Home Page

    厚生労働省は、品添加物に対して1-Bの立場をとってきた。「発がん性があり、かつ遺伝毒性があればADIを決めることができない」という委員会の結論は、「リスクゼロでなければならない」という立場である。 つまり、発がん性試験の結果は、それほど強いものではないが、遺伝毒性があれば、リスクはゼロではないから駄目、という論理である。 では、常に、そのような立場をとってきたかというとそうではない。例えば、アフラトキシンは強発がん性で、動物のみならず人に対しても発がん性が証明されており、遺伝毒性ありだが、許容値を決めている。そうでなければ、ピーナッツとか、ピスタシオとかをべることができない。 水道水に対しては、1-Aの立場をとってきた。そうしないと、水道水の消毒ができず、かえって大きなリスクを招いてしまうからである。しかし、後者のことは大きな声では言わず、表向きの発言では、常に、「リスクはゼロで

  • 僕のおしゃべり 01.05.15 Vol.19 百匹目のサル

    ■◇■僕のおしゃべり   Vol.19     百匹目のサル 先日、インタビューのために河合雅雄先生に会いました。河合先生は京都大学霊長類研究所の所長をなさり、現在は兵庫県三田の「ヒトと自然の博物館」館長をなさっています。僕は河合先生にインタビューとは関係なく、ひとつの質問がしたかった。それは「百匹目のサル」についての質問でした。河合先生のお宅に行く道すがら、同行していた広告代理店勤務の友人にそのことを話しました。 「百匹目のサルの話は知ってるでしょ?」 「もちろん。どっかのサルがイモを海で洗い始めたら、みんなが真似して、ある数を越えたら全然関係ない土地のサルもイモを洗いだしたって話でしょ」 「そう。その話の舞台になったのが幸島で、そこでニホンザルの研究をしていたのが今日うかがう河合先生なんだけど、河合先生のにも、河合先生の先輩にあたる今西錦司のにも、別の土地にイモ洗いが伝播したって話

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    symbioticworm
    symbioticworm 2011/05/15
    「形態形成場」「百匹目の猿」「グリセリンの結晶化伝播」等の疑似科学がどうやって広まったか。
  • 3 地域における疫学研究

    図3は、1979年から1998年までの高自然放射線地域と対照地域の男性、および女性の死亡率を、年齢をパラメータとしてプロットしたものです。 上段のa)には、全死亡率を、1,000人に対する相対値として示します。同図から明らかなように、男女により差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域での死亡率に有意な差はありません。下段のb)には、がんによる死亡率を、100,000人に対する相対値として示しています。この場合にも男女による差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域でのがんによる死亡率に有意な差は見られません。 私たちは、高自然放射線地域に住み人々の生涯線量を推定して、その単位線量あたりの過剰相対リスクを計算しました。その結果を簡単にまとめると、白血病、および固形がんともに生涯線量との相関はまったく認められないということです。 それではがん以外の場合にはどうでしょうか。図4は、がん以外

  • Epidemics breed public disorder and the breakdown of trust | Professor Richard Evans

  • 倒壊した街、スピタク|アルメニアの写真|不思議な、不思議な「アルメニア共和国」

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 一瞬のうちに多くの人命を奪ったあのスピタク地震から10余年が経過しているにも関わらず、この地域の復興はと言うと、、、 実際、この地域に住んでいる人達も諦め切っている様子でした。 独立直後からの恐ろしいほどの国の困難や情勢を考慮すると分からないでもないのですが、、、 10年以上も地震直後のままに放っておかれている家が殆どで、道路をはじめ、社会的なインフラも絶望的に破壊されていて、正直言って初めて訪れた時は「どうやったらココに住んでいられるのだろう?」 と、ただただ不思議に思いました。そして、メチャ憂な気分になりました。 「どうやって住んでいるのか?」と聞いたところ、ある人は 「あの地震直後からあの車の中でずっと暮らしてる」 と答えた人も居た程です。信じられない話かもしれないケド、