東京都は16日、お台場のシンボルプロムナード公園であったイベント「肉フェス」(4月28日~5月8日)で、半生の鶏ささみ肉を使ったすしを食べた8~41歳の男女49人が下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。患者の便から細菌「カンピロバクター」が検出されており、江東区保健所はカンピロバクターによる食中毒と断定した。 都によると、10~20代の3人が入院したが、3人を含めいずれも快方に向かっているという。肉フェスが終了し、販売した出店が撤去されているため行政処分ができず、保健所はイベントのために飲食店の営業許可を取得していた運営会社「AATJ」(港区)に改善を勧告する。