紛争地での性暴力の被害者の治療や支援に当たり、去年ノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師がNHKの単独インタビューに応じ、「性暴力を戦争の武器とすることは人類の恥だ」と述べ、加害者を裁判にかけ処罰するための国際的な取り組みが必要だと訴えました。 インタビュー中でムクウェゲ氏は、平和賞の受賞によってもたらされた変化について、「紛争地の性暴力の問題を世界の人々に知ってもらうすばらしい機会となった。これまで沈黙させられてきた女性たちが世界中で声を上げ始めた」と述べ、国際的な関心が高まり、世界中で性暴力を許さない運動が広がっていることを評価しました。 一方、性暴力は世界中の紛争地で敵対する勢力を屈服させるための「戦争の武器」となっており、加害者は処罰を受けずに犯罪を繰り返しているとしたうえで、「女性の体を使って戦争をすることは途方もなく非人間的で人類の恥だ。加害者を裁判にかけ処罰しなければ暴