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「工具のアマゾン」と呼ばれるインターネット通信販売のMonotaRO(モノタロウ)。突如、LIXILグループの社長に抜てきされた瀬戸欣哉氏が起業したネット企業としても知られている。モノタロウ社長の鈴木雅哉氏(41)は36歳で瀬戸氏からバトンを引き継ぎ、高成長を実現してきた。実質的な創業者の瀬戸氏が会長に就き、経営から退いたときにモノタロウが導入した新たな技とは何か。鈴木氏に聞いた。 瀬戸氏とモノタロウ立ち上げ 「もう毎朝、会社に来ないから」。2012年3月、瀬戸氏は社長の椅子を鈴木氏に譲り、会長になると同時にこう宣言し、大阪の本社から去った。「会長と社長が同じオフィスにいたら、いつまでもトップは変わらない」と京都に事務所を設け、モノタロウの親会社で米資材流通大手、グレンジャーのアジア部門の仕事に注力した。 瀬戸氏と鈴木氏は住友商事時代からの上司と部下の間柄。鈴木氏が入社2年目で鉄鋼部門の電
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