オシム監督が就任して、一試合めのトリニダート・トバゴ戦が終了しましたね。試合内容についてはまた後日に見てみることにして、今回はその過程ですでに出て来た、いくつかの興味深い談話について考えてみたいと思います。 それらの発言は、「ああ、やっぱりプロの代表監督はこうなのだな」と思わされるものでした。そして、それを聞くと、この監督なら、この4年間に犯した過ちは少なくとも繰り返さないだろう、もしかすると、この4年間に売り渡してしまったものも、取り戻せるかもしれない。私にはそう思え、うれしくなりました。 「プロの代表監督なら当たり前のこと」とは、「強化を商売よりも優先する」ことがまず第一です。それに付随して、いわゆる「スターシステム」を否定したり、マスメディアの際限のない要求に応えなかったり、ということがでてきます。また、強化の仕方についても、経験に基づいた合理的なものを求めていくはずです。具体的には
日本現代史には繰り返し「一撃論」つーのが出てきて、状況を悪化させている。たとえば日中戦争も「一撃論」、すなわち中国にキツイ一撃を見舞わせたら中国は折れて降伏するはず、という見通しによってなされ、全くそうはならず、日本は敗北した。 対米戦争も同様にハワイなどに「キツイ一撃」を加えればアメリカは戦意喪失するはずだ、という見通しの下に開始され、アメリカは全く戦意喪失せず、日本は敗北した。 例に出すのが通俗本で恐縮だが、陳舜臣や司馬遼太郎などの描く中国史を読んでいたらそんな発想(「一撃論」発想)は生まれないだろうに、と思うんだが。(はいはい、陳舜臣や司馬遼太郎は戦後の作家ですね、宮崎市定の中国史でも良いですよ、日中戦争当時ではちと若すぎるけど。)日中戦争での日本の振る舞いは三国志での董卓軍の振る舞いに似ている。 思うに「キツイ一撃」をお見舞いすればいい、強硬な姿勢でいくのがいい、強面でいくのがいい
日本現代史には繰り返し「一撃論」つーのが出てきて、状況を悪化させている。たとえば日中戦争も「一撃論」、すなわち中国にキツイ一撃を見舞わせたら中国は折れて降伏するはず、という見通しによってなされ、全くそうはならず、日本は敗北した。 対米戦争も同様にハワイなどに「キツイ一撃」を加えればアメリカは戦意喪失するはずだ、という見通しの下に開始され、アメリカは全く戦意喪失せず、日本は敗北した。 例に出すのが通俗本で恐縮だが、陳舜臣や司馬遼太郎などの描く中国史を読んでいたらそんな発想(「一撃論」発想)は生まれないだろうに、と思うんだが。(はいはい、陳舜臣や司馬遼太郎は戦後の作家ですね、宮崎市定の中国史でも良いですよ、日中戦争当時ではちと若すぎるけど。)日中戦争での日本の振る舞いは三国志での董卓軍の振る舞いに似ている。 思うに「キツイ一撃」をお見舞いすればいい、強硬な姿勢でいくのがいい、強面でいくのがいい
以前、私がロックを聴き始めたきっかけが「5歳年上のお姉さんに好かれたいという下心から始まった」という話を吐露してみた。実を言えば、そのお姉さんには同学年の彼氏もいたのだが、私はそのお兄さんのことも慕っていたのだ。そういう年上の世代全体に憧れて、背伸びしてみたいという年頃だったんだな。そもそも私は小学生の時から、とにかく大人への憧れが強かった。同学年が夢中になっていたアニメやガキ向け番組を「しょんべん臭い」とバカにしていたので、『宇宙戦艦ヤマト』も『機動戦士ガンダム』も見なかったから、今でも同学年と懐かしテレビの話をしてもかみ合わないことが多い。ガキのクセにお袋といっしょに坂口良子の『グッバイママ』とか八千草薫の『岸辺のアルバム』とか、渋いドラマばかり見ていた気がする。小学二年生の時には、当時出ていた学年誌の『小学二年生』を親が取ってやると言われて「ガキっぽくてヤダ!」とどうしてもとごねて、
小泉首相が靖国神社に参拝したようだ。私は国家神道というものが諸悪の根源だと思っている人間なので、その残り香がする靖国神社には好感を持っていない。世論調査では間違いなく首相の参拝に反対と書くであろうが、絶対に行くといって聞かない人間を通せんぼしても今更仕方ないわけで、首相の参拝の是非自体は既に興味の範疇外だ。 今日は終戦記念日というか敗戦記念日だ。はたして敗戦は日本にとってよかったのであろうか?結果的に民主的な国ができて経済的に繁栄したのだからよかったのではという結果オーライ論みたいのが戦後かなり聞かれたが、私はあまり賛同できない。やはり日本は自らの意思で民主化を為すべきだったと考えている。その為には日米開戦だけは避けるべきだった。念のため言っておくと、日米開戦は避けられたと思う。ただ、日本がどのような軍備を施し、どのような同盟関係を結んでも米国に勝利するシナリオは書けなかったであろうから、
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