ファミコン、カラオケetc。世界でヒットした日本製品の中でも、隠れた大ヒット商品をご存知ですか?それは、ぺんてるが開発した世界初の携帯用水性ペン「サインペン」。そう、どこのオフィスでも必ず目にするあの黒や赤のサインペンのことです。実は、いつもなにげなく使っているこの「サインペン」には、かのアメリカ大統領と深い関わりを持ち、そして宇宙までへも旅立った壮大なHistoryが刻まれているのです。その歴史を紐解いていきましょう。 1963年、ぺんてるの「サインペン」が日本の文具屋さんに登場しました。当時、ペンの主流だったアメリカ生まれの油性マーカーは、裏写りしたり、ペン先が太くて画数の多い漢字が書けないなどの難点がありました。 そこで、ぺんてる研究室が数年の試行錯誤を繰り返した末に、ペン先が細く、サラサラと軽いタッチで細い線が書け、裏写りもしない画期的な水性「サインペン」を開発したのです。このサイ