2022年1月現在、阪急の現役形式のうち、ほとんどの形式がダブルパンタを採用しています。 阪急におけるダブルパンタグラフの目的 阪急の車両でダブルパンタグラフを設置している目的は離線対策です。 もちろん、パンタグラフ自体の主目的は集電ですが、阪急の場合、回生ブレーキを採用している形式が多いため、離線対策は欠かせません。 パンタグラフ1つあたりの性能が向上したとしても、電気ブレーキ発動時に発生した電気を架線に戻す回生ブレーキの場合、万が一、パンタグラフが離線していたら、架線に電気を戻すことが出来なくなります。 そのため、回生ブレーキ機能を有している場合、1両にパンタグラフが2つあれば、どちらか1つのパンタグラフが離線しても、もう1つのパンタグラフによって架線に電気を戻すことが出来ます。 一時期、ダブルパンタではなかった 阪急では、5300系以降の形式で、基本的にダブルパンタグラフを採用してい
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