中国IT大手の華為技術(ファーウェイ)が自動車分野での存在感を増している。電気自動車(EV)を上回る成長をみせている中国のプラグインハイブリッド車(PHV)市場で、同社が技術協力する中堅メーカーの1~3月期のシェアが前年同期の約6倍に急拡大したことが分かった。車とITの融合が進む中、ファーウェイの自動車技術は、同社に安全保障上の懸念を持つ米国や日本車各社の警戒対象となりそうだ。 北京国際モーターショーに出展した中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が北京汽車と共同運営する新ブランド「STELATO (ステラト)」=4月26日、北京市(三塚聖平撮影) 米中で堅調なPHV 調査会社のマークラインズのデータを基に米中2大市場のEVとPHV、ハイブリッド車(HV)の1~3月期の販売動向(商用を含む)を比較したところ、中国ではEVが前年同期比約12.9%増、PHVが約75.2%増、HVが約3.1
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