知っているようであまり知らなかった『蒼きウル』について。ここのところインタビューを読み漁ったりしていたので、ざっくりまとめておく。個人的に目を通した範囲では、「クイックジャパン Vol.18」に収録されている30ページにも及ぶ山賀監督へのインタビューが必読な印象。インタビュアーは『スキゾ・パラノ エヴァンゲリオン』での熱を引きずっている感じの竹熊さん。あとはやはり岡田さんの『遺言』は面白いので読んでおいた方が良い。 ■庵野版 第一期『蒼きウル』(1992年ごろ) 山賀さんは『王立宇宙軍』を監督した後、十年後に手がける監督作のため充電期間に入ると言い残し、新潟に帰郷*1。その言葉の通り、その後5年間は新潟の映画館で仕事をしたり、アニメに関わる場合にも脚本を担当するに留めていた。『トップをねらえ!』や『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中野戦争』の脚本も新潟で書かれたものらしい。 5年後、『