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ブックマーク / ystmokzk.hatenablog.jp (13)

  • 【追悼】岡田徹の23曲 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    ムーンライダーズのメンバーで、プレイステーションのCMのサウンドロゴをはじめ様々な場面でも活躍した作曲家・編曲家の岡田徹がこの世を去った。信じられない。 故人を偲ぶ、などという気分になるはずもないくらい悲しい。 予定を色々と変更して、彼が作ってきた名曲・怪曲を見ていきます。全てムーンライダーズから、合計23曲。サブスクだと色々抜けがあって揃わないからプレイリストは無し。 1970年代 1. あの娘のラブレター(from『火の玉ボーイ』1976年) 2. マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン(from『MOONRIDERS』1977年) 3. さよならは夜明けの夢に(from『Istanbul Mambo』1977年) 4. いとこ同士(from『NOUVELLES VAGUES』1978年) 5. モダーン・ラヴァーズ(from『MODERN MUSIC』1979年) 1980年代 6.

    【追悼】岡田徹の23曲 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • "ウォール・オブ・サウンド"って何なんだろう:後編 〜Brian Wilson、ノイズ、その他 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    この画像は、Googleの画像検索で「Wall of Sound」と検索すると上位に出てくる画像で、これがなにかと言うと、アメリカの有名バンドGreatful Deadが1973年くらいに作ったライブ用の音響設備”Wall of Sound”なのだそうです。楽曲の表現手法としてのWall of Soundとは全然関係ないもののようです。ややこしい。でも多分「音の壁」って語を予備知識なしに聴くとこういう沢山のスピーカーから出力される轟音のこととかを思い浮かべるだろうな、と思いもするので、こういう”誤解”は全然起きるだろうし、何が正解とか別に無いのかもしれないしなあ…などとふにゃふにゃしたことを考えてしまいます。 長かったウォール・オブ・サウンドの記事、今回で最後になります。3章仕立ての第3章目のテーマは、第1弾の”原義”Phil Spector作品にも、第2章のナイアガラ・サウンドにも当ては

    "ウォール・オブ・サウンド"って何なんだろう:後編 〜Brian Wilson、ノイズ、その他 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
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    synonymous 2023/11/07
    “Phil Spectorの音楽は後世の人たちそれぞれから”実に都合の良い具合に”理想像を見出され続けている”
  • "ウォール・オブ・サウンド"って何なんだろう:前編 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    「音の壁」って言うと、原義を知らない人はもしかしたら「壁のようにそそり立った物凄い轟音」のことを思い浮かべるかもしれないし、もしくはバンドを観たりすしたりする人だったら「ギターアンプがやたら積み上げられて出力される轟音」のことを思うかもしれません。なんとなく、ロック関係の用語なのかなあ、と思われる気がします。実際、そう言う具合の使い方もされてない訳ではない。 そして、そういう意識で”原義”であるところのウォールオブサウンド作品を聴くと「…あれっ、普通のオールディーズポップスじゃないの?」となってしまうのかもしれません。 弊ブログでは最近、この語に関係してくるアーティストを立て続けに取り扱ったので、そこから派生して、今回はこの、どこまで厳密に原義どおり扱うべきかしばしば戸惑ってしまうこの”ウォール・オブ・サウンド”という概念について、原義からその応用、もしくはギリギリ原義と関係あるかなあ、く

    "ウォール・オブ・サウンド"って何なんだろう:前編 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • 『君は天然色』大瀧詠一 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    先日投稿した以下の記事で、その1曲目になるこの曲が、あまりに書くことが多すぎたので、この曲単体で記事にすることで後回しにしました。 ystmokzk.hatenablog.jp 今見ていただいてるこれが、その記事です。 『A LONG VACATION』というアルバム全体よりもむしろ、その先頭に配置された、この一世一代の大名曲について正面切って何か書くということの方に、より強いプレッシャーを感じます。果たして。あくまで、個人の感想として読んでください。 www.youtube.com 1. 楽曲の概要 2.素晴らしい箇所 2-1. イントロ 2-1-1. セクション間のフィルイン 2-2. Aメロ〜Bメロ(全部Aメロ?) 2-2-1. Aメロ 2-2-2. Bメロ 2-3. サビ 2-4. その他の演奏 2-5. 歌詞 3. 個人的な見立て:AOR視点での『Pet Sounds』として 終

    『君は天然色』大瀧詠一 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • 『Revolver』The Beatles(1966年8月リリース) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    ホワイトアルバムに関する長すぎる記事を書き終わったので、折角だからこっちのアルバムについても書いとこう、と余勢を駆って書くものです。おそらく1990年代以降、これとホワイトアルバムが“The Beatles”という看板をなしにした上で最も多くのリスペクトを受けている作品でしょう。 歴史的意義と現代的な影響力とは基的に異なるものであって、歴史的意義の方は当に歴史の中に埋もれてしまって「ふうん、今はそれが普通だけど当時はそうなんだ」みたいになってしまいます。現代的な影響力というのは、歴史に埋もれずに、いつまでもある種の異形として奇しくも魅力的に輝くものだと思われます。そしてそういう意味において、ホワイトアルバムとこれがこのバンドで最もそういう作品なんだと思われます。 折しも2022年にはデラックスエディションが出て、そこでステレオ版についても徹底的に現代的な聴きやすさの基準でリミックスされ

    『Revolver』The Beatles(1966年8月リリース) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • The Roosters(z)の全スタジオアルバム(10枚) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    祝・The Roosters(z)全スタジオアルバム(+α)サブスク解禁! ということで今回は、そんな解禁されたオリジナルスタジオ“アルバム”全10作品を順番に見ていく記事です。タイミング! ちなみに、今回のサブスク解禁は相当に悲願な出来事で、その辺の様々に困難だった事情を以下の記事で少しばかり書いていました。もう過去のことになってしまいましたが参考までに。 ystmokzk.hatenablog.jp あと、割と今回の記事に近い書き方をしたことのあった、ムーンライダーズの記事はこちら。というかムーンライダーズの記事の時の書き方に準じて今回書きました。 ystmokzk.hatenablog.jp はじめに The Roosters?こんな古いロックの何がいいの? ①R&Rに始まり、ニューウェーブに転化していくサウンド ②大江慎也が綴り歌うドライで実直な世界観 ③狂気の出力の仕方を備えてし

    The Roosters(z)の全スタジオアルバム(10枚) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
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    synonymous 2023/11/07
    花田さんは花田さんでかっこいいけどね。
  • My Bloody Valentineの(サブスクにある)全作品:前編 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    やはり最近サブスクが”再”解禁されて嬉しいところな、シューゲイザーという一大ジャンルのオリジネイターにして伝説なバンドMy Bloody Valentine。早速プレイリストを作って楽しんだりして、久々に聴き返すと色々また気付くしそれに楽しい美しい。。 よく考えると今回解禁された音源はアルバム4枚だけで、仮にも歴史の長いバンドとしては多くない作品数だけど、1枚はEPとかをかき集めたコンピレーションなので、それぞれを見ていけばアルバム3枚+EP4枚でそこそこの分量になるので、今回こうやって「サブスクにある限りの」全作品を見ていきます。一応「前史」や「長い沈黙期間」などにもある程度触れる形で書こうと思います。 しかし、書いてて段々、作品評というよりも全曲レビューに近くなってきたので、記事を前編と後編に分けることにしました。今回は前史〜EP『Glider』までです。 それにしても、隠者っぷりとい

    My Bloody Valentineの(サブスクにある)全作品:前編 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • Neil Youngのアルバム20枚+5曲(前半) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    今回は、かのアメリカンロック・フォークの大御所の中の大御所、Neil Youngの諸作品の中から筆者の個人的ベスト20のアルバムを取り上げるのと、それだけだとこぼれてしまう特筆すべき5曲とを取り上げるという記事です。 上の文章をあっさり書いたけど、今回のこの記事およびこの記事の後に書こうと考えてる記事に、どれだけ自分の今までのリスナー人生の重みがかかっているか考えると、よく分からなくなるほど。Buffalo Springfieldから数えたとしても1966年から現在に至るまで活動し続けるその姿、そして重要なのが、その間幾つもの、凄く独特でありつつも多くの人々を惹きつけてやまないその果てしない哀愁とメロウの感じや、もしくは無常感さえ感じさせるラフで不毛なロックサウンド等々、彼の活動においては、もはやこの世の音楽に欠かすことのできない要素が沢山生み出され続けてきました。そんな偉大にして孤高な旅

    Neil Youngのアルバム20枚+5曲(前半) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • George HarrisonというSSWについて - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    今年2020年はGeorge Harrisonの1stアルバム『All Things Must Pass』がリリースされて50周年の年とのことで、曲の方の『All Things Must Pass』の2020年mixがリリースされています。 www.youtube.com傘なんか持ってたっけ?色々と差し替えられがちなジャケットだ。名盤なのに。 それとは別に、フォークロック〜カントリーロック経由のオルタナティブロック/インディーロックを考えていく時に、George Harrisonの楽曲はどこか避けて通れない部分があるというか、そもそもインディーロックをやってる人は大体George Harrisonが好きだし、これはどういうことだろう…とずっと思ってました。 そこで今回は、George Harrisonという一人のシンガーソングライターについて、彼がSSWとしてリリースした10枚のアルバムに

    George HarrisonというSSWについて - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • 4ADというレーベル、そしてアルバム30枚(前編) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    今回は表題のとおり、1980年代頃から現在に至るまで優れたロックアルバムやバンド等を輩出し続けているイギリスのインディーレコードレーベルである4ADについて、改めてその歴史や拘りについて書き出して、そして具体的にその長い歴史から30枚のアルバムを選んだので、それらのレビューも含めて色々と観ていこうという記事です。 この記事の前の記事でBig Thiefのライブについて書きましたが、このバンドが4AD所属なため何度かこの文字列を打っていたら思うところがあって、この記事を書くことにしました。一気に勢いで選盤して描いていこうと思ったんですが、色々と考えてたら最初20枚にしてたアルバム選定も30枚に達したり、前書き的な部分だけで相当なボリュームになったので前半と後半に分けて書きます。 4ADの歴史ーイギリスのレーベル?アメリカのレーベルじゃ…?ー その始まりーゴスな雰囲気を中心としてー Begga

    4ADというレーベル、そしてアルバム30枚(前編) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • アメリカンロック?アメリカーナ?に関するあての外れた考察とあと20枚ほど - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    たとえばアメリカのロックバンドのアルバムの解説文なんかで、 「アメリカンロックを代表する堂々としたサウンドは…」 「ちょっと待って、それって具体的にどういう感じ…?」 と、時々思ったりすることがあります。最近はなんとなくこういう感じの要素を言いたいんだなあみたいなのは分かってきた気がしますけど、まあそもそも、音楽性を指して「アメリカンロック」という形容詞は、いささか大きすぎる感じがするのも事実。アメリカのロックバンドはみんなアメリカンロックなんじゃないの?的な。 一方で、近年は「アメリカーナ」という語もロック音楽のジャンルのひとつとして扱われることが増えているように感じます。こちらはThe Americana Music Association (AMA) なる組織がアメリカにあったり、そこが色々イベントをやったりで、またこの語に括られるアーティストの顔ぶれなんかでも、アメリカンロックより

    アメリカンロック?アメリカーナ?に関するあての外れた考察とあと20枚ほど - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • The Bandに関する様々なこと - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    The Bandの有名な写真のひとつ。ベンチからはみ出てるの、両サイドの人しんどそう。 最近上映されてる例の映画を観たので、Neil Youngの記事をちょっとお休みして、The Bandの記事を書きます。 www.youtube.com The Bandを全く知らない人がこれを観て聴き始めたりするのかはよく分からない(そんなことあるのかな…?)ですけど、でも名前は知っててちょっと聴いてるけどのめり込んではいない、くらいの人がこれをきっかけによく聴くようになるというのは、映画自体もそうだけどこの映画が公開されたことによって出ていきた幾つかの素晴らしい文章群によって引き起こされるかもなあ、と思うところ。 自分も、どちらかといえばそういう文章群に触発されて、今のところでこのバンドについて思うところを、とりとめなく書いておこうというのが今回の記事です。結果的に9つくらいのトピックになりました。記

    The Bandに関する様々なこと - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
  • ムーンライダーズを聴き始められる10曲 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

    しばらく前の「昭和の10曲」の記事で聴き始めてからというもの、当にムーンライダーズばっかり聴いてる。当に聴き始めるのが遅すぎたなあと人生ぐるみの反省をしつつも、それ以上に今更こんなに巨大な関心が向く音楽が、しかもこんなまとまった量あることに、最近の自分の中でも結構珍しくエキサイティングな日々でした。 しかしながら、こうやって嵌まり込むまで、何故だかムーンライダーズに妙な苦手意識があったことも確か。その理由は、どうしても1976年というその長大なキャリアゆえの、いわゆる古くからの「名曲」にはじめはなかなか馴染めないとか、他にも色々な要因は考えられます(勝手にそんなの考えて失礼な話だ)。 それで、じゃあどんな曲をもっと早くに聴いてたら、今くらいにムーンライダーズに熱中してたか。今回はそんなことを考えたりしながら、10曲を選んでみました。10曲の順番は時代とかタイトル順とかでもなく任意に、恣

    ムーンライダーズを聴き始められる10曲 - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
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    synonymous 2019/07/01
    “この曲はまさにこのフレーズを軸に構成された楽曲で、むしろこのフレーズこそ本体とさえ思ってしまう”
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