この記事はLinux Advent Calendar 2015の25日目の記事です。 Linuxカーネルのデバッグである意味一番手軽なのがprintk(9)によるデバッグだと思うんですが(ユーザランドのプログラムで言うところのprintf(3)デバッグ)、この場合h速いCPUを積んだマシンならビルドはすぐに終わるけど、カーネルを変えている以上は再起動はしないといけないし、ちょっと手間ですよね。ということで、printk(9)によるデバッグはそろそろ卒業しようというのがテーマです。 ちなみに、printk(KERN_INFO"foobar\n")よりもpr_info("foobar\n")のほうがお手軽です。pr_で始まるマクロがinclude/linux/printk.hに定義されています。 Linuxのデバッグをするための方法としても下記のようなものがあります(kmemleakとかloc