2017/3/19 7:00 松原孝臣 バルセロナ育ちの天才少年・久保建英に「取材お断り」のお触れが出たことが話題となった。経験の浅いティーンエイジャーの選手とメディアの関係のあり方について考える。 文=松原孝臣 過度の干渉が取材嫌い、メディア嫌いへとつながる 2月の話になるが、U-18Jリーグ選抜対日本高校サッカー選抜が開催された際、U-18Jリーグ選抜のメンバーとして出場したFC東京U-18の久保建英が話題となった。プレーではなく、チームに合流した試合の前々日から試合当日(試合後のミックスゾーンを含め)まで、一切の取材を受けない旨、Jリーグから通達があったことに関してだ。 15歳の久保は、2011年、名門バルセロナの下部組織の入団テストに合格。リーグ戦で得点王となるなど数々の活躍をしたが、バルセロナの18歳未満外国人選手を巡る違反で出場できなくなり帰国。FC東京の下部組織に入団した。