ヤンマーは、同社のグループ会社であるヤンマーアグリが、位置情報やロボット技術などのICTを活用し農作業の省力・省人化、効率化を実現する自動運転トラクターを、10月1日より順次発売することを発表した。 「YT5113A」ロボットトラクター仕様(左)とオートトラクター仕様(右) 近年、農地の集約による経営の大規模化や人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICTを活用した作業効率化が求められている。 このたび同社は、作業の省人化を実現する無人運転の「ロボットトラクター」に加え、最小限の操作を有人で行い、経験や勘に頼っていた高精度な作業を自動化して省力化を実現する「オートトラクター」をラインアップした。 これらのトラクターの主な特徴は、直進のみを自動で、旋回などの運転操作は手動で行う「直進モード」と、自動直進に加えて旋回にともなうハンドル操作と作業機の昇降などの操作を自動で行う「オートモー