「静かな退職」という用語をご存じでしょうか。 日本では、あまり馴染みのない用語だと思いますが、今、この「静かな退職(Quiet Quitting)」を選ぶ人が増えているようなのです。 静かな退職というのは、会社を辞める訳ではない。かといって、熱心に仕事をしている訳でもない。必要最低限の業務はこなすが、仕事への熱意は低い。そんな人を指す用語です。 米ギャラップ社の2022年6月の調査によると、アメリカでは、約50%の社員が、この「静かな退職」を選んでいる、との事です。 特に35才以下で増えているようです。 そして、日本でも、この「静かな退職」を選ぶ人は、以前から多いようです。 例えば、同じく米ギャラップ社の2017年調査では、「日本では、熱意あふれる社員の割合は6%に過ぎない」という結果が出ており、これは、調査対象139カ国中132位です(なお、同調査の2022年版では、その割合は5%で調査