「茗荷村見聞記」で紹介した田村一二先生のエッセイ集。 実はこの「賢愚和楽(みんなおなじ一つのいのち)―田村一二の世界」を先に読み、強く感動したので、「茗荷村見聞記」も読んでみました。 賢愚和楽(みんなおなじ一つのいのち)―田村一二の世界 目次 「賢愚和楽」のバックボーン(お道の暮らし方・考え方 あほうがっこう―修養科物語 教祖の教えを胸に湛えて) 「一れつきょうだい」の実現目指して(すべてを包み込む“温かい目”―絵のこと 賢者と愚者は“二つ一つ” “教える”とは“教えられる”こと 茗荷村―賢愚和楽の理想郷づくり) 私がこの本で特に感動したのは、「無のはたらき」というお話。 滋賀県で八百屋を営む、知的障碍がある二人の兄弟のお話でした。 彼らは、お金の計算もできず、秤も使えず、勘定はお客さんに任せ、ただ最敬礼をもって商売をしていました。 当然のように、最初は勘定を誤魔化され、赤字続きでしたが、
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