稿本天理教教祖伝逸話篇一八 理の歌 十二下りのお歌が出来た時に、教祖(おやさま)は、 「これが、つとめの歌や。どんな節を付けたらよいか、皆めいめいに、思うように歌うてみよ。」 と、仰せられた。そこで、皆の者が、めいめいに歌うたところ、それを聞いておられた教祖(おやさま)は、 「皆、歌うてくれたが、そういうふうに歌うのではない。こういうふうに歌うのや。」 と、みずから声を張り上げて、お歌い下された。次に、 「この歌は、理の歌やから、理に合わして踊るのや。どういうふうに踊ったらよいか、皆めいめいに、よいと思うように踊ってみよ。」 と、仰せられた。そこで、皆の者が、それぞれに工夫して踊ったところ、教祖(おやさま)は、それをごらんになっていたが、 「皆、踊ってくれたが、誰も理に合うように踊った者はない。こういうふうに踊るのや。ただ踊るのではない。理を振るのや。」 と、仰せられ、みずから立って手振り
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