東京商工リサーチによると、つくば市内に3店舗を構える友朋堂書店は、運営する全書店を2月12日までに閉店し、店頭小売業から撤退する。学校教科書の販売など外商事業は続けるという。 書籍やコミック、雑誌、参考書などを販売し、筑波大学生や周辺住民に親しまれていたが、近年は活字離れや電子書籍との競合などから経営環境は悪化していた。主力取引先である出版取次の太洋社が自主廃業の準備に入ったことも影響し、店頭小売業からの撤退を決めたという。 11日に吾妻店を閉店。12日に桜店と梅園店を閉店する。 関連記事 コミックに強い取次中堅の太洋社、自主廃業も視野に 帝国データバンクによると、出版取次中堅の太洋社が自主廃業も視野に資産精査を進める方針を明らかにした。 取次準大手・栗田出版販売が民事再生申し立て 負債135億円 出版取次で準大手の栗田出版販売が民事再生法の適用を申請。負債額は取次の倒産では過去最大。 関