2014年08月23日12:18 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 2014年下期から2015年の経済と市場(2)種を沢山捲いた人は、沢山の収穫に恵まれる 1:何時、種を捲きましたか? 4月1日の消費税の増税後も、高額商品などハイエンド消費は好調を維持している。一方、日用雑貨や低価格耐久消費財は7月までは低調だった。 消費は二極化しているように見えるが、この格差は、金融資産への投資の格差に起因する。 これまでに起こっている姿は、下のイメージ図のような状況だ。 2012年までに、株や不動産に投資していたか、もしくは企業経営者の立場(=企業への投資家、いわゆる投資ポジション)にあったか否かが、これがアベノミクスの恩恵の多寡の違いになっている。 投資ポジションを保有しない場合(=給与生活者の多数)は、給与所得が増えなければ消費を増やせないが、そして給与の増加は景気サイクルの後半に主として