【サッカー】Ｇ大阪が示した王者の困難 拡大 ７年ぶりのアジア制覇の夢を絶たれたＧ大阪。アジア各国の代表クラブが参加するアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）で、日本勢で唯一準決勝まで進出したが、巨額のチャイナマネーでブラジル代表級の選手を獲得する広州恒大（中国）の壁に屈した。 ０８年にＧ大阪がアジアの頂点に立って以降、日本勢はその力を示せずにいる。今季を振り返ると、ＡＣＬでの選手の目の色は明らかに違ったし、ピッチ上での動きもキレていた。サポーターの声援からも、リーグ戦以上の気合を感じたし、われわれメディアも、プレスルームに入りきらないほどの人数がクラブハウスに詰めかけた。多くの人が一瞬、またアジアの頂点に立てるのではないかと夢を見たと思う。しかし現実は甘くなかった。 試合、回復トレーニング、調整、長距離移動、試合…。どんなに厳しい日程でも、これまで一貫して「総力戦で戦い抜くしかない」と言い

リーチ大忙し！７人制ぶっつけ本番も 拡大 ラグビーのＷ杯イングランド大会で３勝と大活躍した日本代表で、東京都府中市に本拠を置くトップリーグの東芝とサントリー所属の９選手が２４日、同市での「日本代表選手報告会」に出席。リーチ・マイケル主将（東芝）らが、詰めかけた約４千人の観衆から熱烈な歓迎を受けた。 １１月にリオデジャネイロ五輪のアジア予選（香港）に臨む７人制日本代表にも招集されているリーチは、ぶっつけで予選に臨む可能性もありそうだ。 連日イベントや取材などに引っ張りダコで、本格的なトレーニングも再開できていない。代表合流について、瀬川智広ヘッドコーチとの面談についても「まだ、これから」と語るにとどめた。 続きを見る

ＦＩＦＡがネイマール移籍について調査 拡大 世界サッカー連盟（ＦＩＦＡ）がブラジル代表ＦＷネイマールのバルセロナ（スペイン）への移籍で金銭的に不明な点があるとして調査に乗り出すことを明らかにした。１７日のエル・ムンド・デポルティボ紙などスペイン各紙が報じた。 対象となるのは２０１３年夏の選手のバルセロナ移籍に関わる費用。スペインクラブが前所属のサントス（ブラジル）に実際いくらの金額を支払ったのか、また税金逃れがなかったかを確認するという。 ＦＩＦＡの発表ではサントスが契約不履行を同組織に訴えたとしている。同時にネイマールに対し６カ月の公式戦出場を禁じるよう求めたとの話もあるが、ブラジルクラブはこれらの情報を否定している。 続きを見る

ＦＣ東京・森重が優勝へ向け気合十分 「Ｊ１、ＦＣ東京－湘南」（１７日、味の素スタジアム） サッカー日本代表の中東遠征から帰国したＦＣ東京のＤＦ森重真人（２８）が１５日、東京・小平グラウンドでのチーム練習に復帰した。 Ｊ１も残り４戦。第２ステージは首位・広島との勝ち点差４の３位につける東京。年間順位でもトップを走る浦和とは勝ち点６差に迫り、今節は１７日にホーム味スタで湘南と対戦する。 イランから帰ってきたばかりの主将は、疲れも見せずに週末に気持ちを切り替えていた。 「自分たち次第で順位も左右する。こういうチャンスはなかなかないので大切にしたい」。そう語る一方で「ただ、優勝を狙える位置にいる実感はない」と言う。 今季、第１Ｓは順調に勝ち点を積み上げ、２位でシーズンを折り返したが、エースのＦＷ武藤嘉紀（２３）がドイツ１部リーグのマインツへと移籍。その後は試行錯誤を続けながらも何とかポイントを稼い

川淵氏が新スタジアム完成のＧ大阪にゲキ 3枚 大阪府吹田市の万博記念公園に完成したＪ１・Ｇ大阪の新スタジアムで１０日、竣工式とイベントが行われ、建設募金団体の理事として式典に参加した日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問から、Ｇ大阪にゲキが飛んだ。 これまでの万博記念競技場より収容人数が約２万人増えることから「お客さんが入らなかったらガンバの恥」とプレッシャーをかけ、「有名な外国人とか、お客さんが喜ぶ選手を取るのは」と“客寄せパンダ作戦”も提案した。 クラブ内にも有名な外国人選手獲得の案はあり、今後ビッグネームが浮上する可能性もある。 続きを見る

ハリル氏　ラグビー代表見習う 2枚 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督（６３）が１日、ロシアＷ杯アジア２次予選・シリア戦（８日、オマーン・マスカット）とイランとの親善試合（１３日、イラン・テヘラン）に出場する日本代表メンバーを発表した。会見冒頭で、ラグビーＷ杯イングランド大会で南アフリカを撃破したラグビー日本代表について言及。ラグビー代表がそうしたように、相手をリスペクト（尊敬）し過ぎず、自信を持つべきだと力説した。 メンバー２３人を発表する前に、「ラグビーの監督の話をしないといけません」と切り出した。ラグビー日本代表は約５カ月間の強化合宿をして、Ｗ杯直前準備をしてきたことに触れ、「ラグビーの監督さんは５カ月準備をしたと言っていました。５カ月後に南アフリカに勝とうと言っていました。例えば、恐らくわれわれが急に世界一になろうというようなものです。彼らはものすごくトレーニングをして、

カズ　張本氏の勧告に「光栄です」 3枚 Ｊ２横浜ＦＣのＦＷ三浦知良が１４日、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」１２日放送回で、野球評論家の張本勲氏から「お辞めなさい」とする“引退勧告”を受けたことについて言及した。 当日は練習後にインターネットで張本氏の発言を知ったというカズ。「もっと活躍しろと言われているんだと。引退しなくていいと言わせてみろという思いで（張本氏が）言ってくれたと思ってやります」と発奮材料にすることを誓った。 幼少期からの野球ファン、とりわけ巨人ファンだったカズにとって張本氏は「あこがれ」だったという。長嶋氏が引退した後、７６年に日本ハムから巨人へ移籍した張本氏のことを「独特の構え方でね。王さんと組んですごく活躍したのを覚えています」と少年のように振り返った。 そんな人物からの厳しい言葉は自らにとって発奮材料になる。「そういう人に言われるのは光栄ですよ。激励と思って頑張ります

覇気のないＵ２２選抜が町田に敗れる 「Ｊ３、町田１－０Ｕ２２選抜」（２３日、町田） １６年リオデジャネイロ五輪を目指すサッカーＵ－２２（２２歳以下）日本代表の主力メンバーを集め、手倉森誠監督（４７）が指揮を執ったＪ３・Ｕ－２２選抜が２位町田に０－１で敗れた。来年１月に行われる五輪アジア最終予選（カタール）に向けて不安だけが残った。 目を覆いたくなるような内容だった。リオ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ－２３アジア選手権の組み合わせが決定して初めての公式戦。Ｕ－２２代表の強化策の一環としてＪ１中心に主力１６人を招集して臨んだ一戦だったが、Ｊ２昇格に懸ける町田の気迫に圧倒された。連係を欠いた攻撃は決定機すら作れず無得点。後半はわずかシュート２本に抑え込まれ、同２７分には左ＣＫから１９１センチの長身ＦＷ戸島に頭で決められた。終盤にはＤＦ植田直通（２０）＝鹿島＝を最前線に上げ、パワープレーも試みたが不

ＦＩＦＡ汚職事件、新たな訴追も　米司法長官「捜査は無限」 拡大 【チューリヒ共同】リンチ米司法長官は１４日、訪問先のスイスで記者会見し、国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の汚職事件について「精力的に捜査を続けている。捜査の範囲は無限だ」と述べ、捜査が拡大していることを強調、今後さらなる訴追も想定していると語った。 ＦＩＦＡを揺るがした汚職事件をめぐっては、ブラッター会長の関与の有無が焦点となっている。しかし長官は「個別のことは何も言えない」と述べ、具体的な捜査の見通しについてはコメントを避けた。 会見には米当局と協力しながら、独自に捜査を続けているスイスのラウバー検事総長も同席した。 続きを見る