10月16日、ブンデスリーガ第9節では、ドルトムントが敵地でマインツを2-0で下した。 香川、武藤の日本人対決としても注目を浴びた一戦は、ともに厳しいプレッシャーをかけながら、そのなかで攻撃を仕掛け合う、引き締まった内容の好試合となった。 守備の面では、ホームのマインツが光った。中盤でドルトムントに容易にボールを持たせないだけでなく、うまくカットしてその後のスピーディーな攻めに繋げて、相手に冷や汗をかかせた。 しかしドルトムントは前半の半ばになると、このプレッシャーのなかでも長短織り交ぜたパスを繋ぐ高度な攻撃で、マインツゴールに迫る。前線の守備も活き、こちらも相手DF陣をたびたび慌てさせた。 見ていて楽しい“守備合戦”の均衡が破れるきっかけになったのは、守備でのミスだった。18分、マインツDFブンガートのパスがカットされる。ドルトムントはムヒタリアン→オーバメヤンと繋ぎ、最後は左でフリーの
大宮との大一番に敗れた千葉。試合後、選手たちは大きくうなだれた。(C) J.LEAGUE PHOTOS 画像を見る 良い意味でも悪い意味でも、まさに千葉らしいゲームだった。 J2・34節、首位・大宮との大一番は最高の立ち上がりを見せた。ボランチの佐藤健とパウリーニョはテンポ良くボールを回し、両サイドの水野とN・ペチュニクは果敢にドリブルを仕掛ける。2トップの森本と松田は積極的に裏を狙い、30分まではゲームを完璧に掌握していた。能力の高い選手たちが噛み合えば、これほどまで良いサッカーができるのかと、驚きを覚える出来だった。 しかし、いつものことながら、得点を奪い切れず、守備陣も耐えられない。 30分、横谷にバイタルエリアでボールを持たれると、ムルジャへのスルーパスを許して失点。後半立ち上がりには、泉澤と家長のワンツーで最終ラインを突破され、家長のシュートのこぼれ球を和田に詰められた。 終了間
目に見える結果は残せなかったものの、精力的な動きとフィジカルの強さは健在だった武藤。戦術理解度や周囲との連係も高まる一方で、試合を重ねるたびに次戦への期待は高まっていく。 (C) Getty Images 画像を見る ほとんどの時間帯で主導権を握っていたのは、開幕2連勝後によもやの3連敗を喫していたレバークーゼン。ボールサイドに極端に人数を割くプレッシングや鋭い出足を拠り所に、マインツに時間とスペースを与えず、立ち上がりからゲームを優位に進める。 DFを1人抜いてから放ったチャルハノールのフィニッシュ(8分)を皮切りに、前半だけで10本以上のシュートチャンスを作り出した。 その攻撃時に冴えていたのが、右サイドからの仕掛け。2トップの一角に入ったベララビが頻繁にタッチライン際に流れては、右サイドハーフのカンプルや右SBのドナーティと絡みながら、守備にやや難があるマインツの左SBベングトソンの
小笠原らが受け継いできた勝利への厳しさが、今の鹿島の好調を支えている。(C)J.LEAGUE PHOTOS 画像を見る 「自分が監督になり、チームが変わったというより、元に戻ったという表現のほうが合っていると思う」 もうひとつ突っ込んで、具体的にはなにを大事にしているか尋ねてみた。 「それは最低限、戦う姿勢を見せるということです。そして球際ではしっかり勝つことを大事にしている。あとは選手自身が“自分たちがやらなければならない”という気持ちを持っていることが大きいと思う。勝負へのこだわりがあるんです」 ひと言でいえば、ジーコ時代から脈々と受け継がれてきた勝利への厳しさが、今の勝利をもたらしているということだ。 私は、鹿島は日本でも稀有なチームだと考えている。それは多少の浮き沈みはありながらも、Jリーグ20年の歴史で常にタイトル争いを繰り広げているからだ。 こういうチームは他にはない。東京V、
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