※下に現代語訳と解説があります。 武家義理物語 6巻. [1] - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しております。 ※画像は拡大できます。 【原文】 其れより二度《ふたたび》皃《かほ》も見ずに隔て、里帰《さとがへ》りの時、段〻《だん/゛\》状通に記し、 「右《みぎ》貰いしハ姉《あね》なれバ、難病《なんびよう》ハ世に有る習《なら》ひ、たとへ昔の形《かたち》ハ無くとも、是非《ぜひ》に送らせ給へ。 一命《いちめい》に掛けても夫妻《ふさい》願《ねが》ひの所存《しよぞん》。 殊《こと》に此《こ》の度《たび》妹《いもと》の心入れ、女ながら道理《だうり》に詰まりける」 と、心中の程《ほど》言ひ遣りしに、親里《をやざと》にも此の事 満足《まんぞく》して、十兵衛 願《ねが》ひに任せ、また姉娘《あねむすめ》を遣ハしけるに、打ち解けて、
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