休耕田を“原発”に変えよう(1/2) 農林水産省の調査によると、全国の耕作放棄地は2005年の時点で39万ヘクタールに達している。いわゆる休耕田で、10年前よりも15万ヘクタール増えた。この広大な遊休地を、原子力発電所に変えてしまおう。 と言っても、ほんものの原発を建設するわけではない。太陽光発電パネルを敷き詰めて、安全無害な“発電所”にしてしまう計画だ。もちろん、休耕田をすべて発電パネルで覆い尽くすわけにはいかない。 たまたま「東京の山手線内に発電パネルを敷き詰めると、原子力発電所1基分の電力が確保できる」という話を専門家から聞いた。そこで調べてみると、山手線内の面積は約65平方キロメートル。ちょうど休耕田の面積の60分の1に当たる。 ○5年計画で「安全な」原発6基分の電力 逆に言えば、休耕田の60分の1にパネルを敷き詰めれば、原発1基分の出力が得られることになる。これを、た