救急医療の現場では秒単位の差が生死を分けると言われるが、中国のある病院はこのたび、1秒でも早く新生児のもとに駆け付けられるよう、キックボードと自転車の導入を開始した。もちろん、安全には十分配慮した上での措置だが、一部のネットユーザーの間で物議を醸しているようだ。 中国紙楚天都市法などによると、この措置を取ったのは湖北省武漢市にある湖北省婦幼保険院新生児科。同科では出生28日以内の新生児に対する救急医療を行っているが、看護師室と病棟をつなぐ2本の廊下が患者にとっての“重要な生命線”となっている。廊下は約80メートルの距離だが、秒単位で症状が変化する新生児の救急治療に対応するため、看護師がより早く現場にたどり着けるよう、キックボード3台と自転車5台を導入した。 看護師長の胡永群さんによれば、「ここでは“時間”の二文字、これが最重要です。重症の新生児はとても弱く、24時間体制の対応が欠かせません
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