のどもと過ぎればなんとやら、とはよく言ったもので、ダウはあっという間に187.34ドル戻って引けまして、上昇幅だけ見ればほぼ11ヶ月ぶりの数字。これまでの狼狽ぶりがうそのような回復です。 きっかけはベージュブックの内容と小売売上高・・・・だそうですが、いずれも予想の範囲内ですし、突然好感してあがるような内容では決してありません。債券売りが一服したことも要因ですが、一時的反発に終わらなければいいけどね、と今回は冷静に見るべきでしょう。 というのも、日本ではほとんど報道されることはありませんが、引き続きアメリカにおける住宅市場が軟調であるという事実がほとんど無視されているのです。CNNなどを見ているとトップニュースになるのですが、最近注目されているのは住宅ローンのいわゆる差し押さえ率というやつ。 ローンを払えなくなると金融機関はその住宅を差し押さえにくる訳ですが、アメリカの住宅ローンはMBSを
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