皆さんこんばんは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。 いつも多くの方に読んで頂き、有難うございます。感謝しております。 今から1100年ほど昔のこととなります。 日本で有名な「毛利元就の3本の矢」に似た話がウェールズにもありました。 強大な力を持ったロドリ大王は3人の息子たちに国を分け与えて3本の矢のように結束を図り、ウェールズの繁栄を願いました。 狙いどおりに動いたのか? お互いの個性が強く、最初は仲良く力を合わせることがありませんでした。 ところが、 ひとたび、強国マーシアに攻められると3人は結束して敵を打ち破り、平和を取り戻しました。 しかし、 ふたたび、3人はバラバラになり長男と次男は対立します。みたび、争い合い最後に長男が勝ち残りました。 嫌味な長男アナラウド 勝ち残った長男はこの男、アナラウドでした。 常に兄弟の仲を切り裂くような自分本位の行為を繰り返していました。 暴君