日本史教科書から、「日本軍が住民に集団自決を強制した」旨の記述が一斉に消されたらしい。なんだ、文部科学省はやっぱり真理省だったのかスミス君、てなかんじである。 「つくる会」系の人々の大好きな「当時の価値観で歴史を見る」方法からすれば、生きて虜囚の辱めを受けぬ集団自決は大いなる喜びであったはずなのに、何をビビっておるのか、と思う。というのも、当時はこんなトンデモないことをいう爺さんがいたからだ。 昭和19年7月、サイパン島を守備していた約3000名の日本軍は「万歳突撃」を敢行し、玉砕した。残された日本人住民たちは、北部の断崖から身を投じて自決し、海面は血に染まったという。驚くべきことに、この悲劇を「愉快なことぢゃ」と喜んだ人がいた。なんたる鬼畜かと思いきや、誰あろう、かの右翼の巨魁・頭山満翁であったのだ。 当時一番のトンデモ総合誌「公論」10月号(第一公論社刊)に、こんなインタビューが掲載さ