ブックマーク / tadanorih.hatenablog.com (10)

  • 戦前の絵本 お子様向日本軍大活躍「過激描写」画像 - 虚構の皇国 blog

    話題の「はだしのゲン」、作中の「過激な描写」に「簡単に子供が閲覧できる状況にしてほしくなかった」という松江市教委福島律子前教育長の言葉をニュースで拝見しました。 著者の故中沢啓治さんが、表現上の工夫や配慮をこらして描こうとした内容にあえて触れずに、とにかく「過激な描写」だからと図書室の閉架に押しこめたわけですね。 「過激な描写」に弱い教育委員会のみなさまも、皇軍が大活躍するこんな絵ならば、史実でなくてもまったくOKだったのではないでしょうか。 『支那事変大手柄絵話』大日雄弁会講談社、1938年 ▼太田特務兵の大手柄 ▼馬詰准尉の三十六人斬り ▼アッパレ徳安上等兵 『漢口攻略 皇軍奮戦画報』大日雄弁会講談社、1939年 ▼柳上等兵の五十二人斬り ▼村上上等兵の一番乗り ▼敵将と一騎打ち ▼トーチカをけむり攻め ▼長島部隊の大奮戦 ……まだまだあるのですが、キリがありません。 つい70年

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    t-kawase 2013/08/28
    わーなんて残虐な描写なんだー(棒)。「子供が良くなる」という目的が表紙に明記されているところも誤解を招かず素敵としか言いようがない。
  • ブラジル勝ち組レコード屋の、不思議なレコード - 虚構の皇国

    ブラジル勝ち組機関誌『輝号』(復刻版、不二出版、2012年)を読んでいて、妙なことに気がついた。 同誌、昭和26〔1951〕年7月号から昭和28〔1953〕年2月号(=終刊号)まで、奥付横のページに、サンパウロにあった「遠藤兄弟商会」というレコード屋が、毎月の「新譜」広告を出している。しかしその中に、どう考えても戦後のレコードではないものが混じっているのである。 一番わかりやすいのが、昭和27〔1952〕年8月号のこの広告だ。 「8月発売傑作盤」と銘打たれた「新譜」の、キングレコードのコーナーを見て欲しい。レコード番号2808に『紀元二千六百年』(A面:永田絃二郎&長門美保、B面:キング管弦楽団)が載っているのである。が、サンフランシスコ講和条約発効後であるとしても、『紀元二千六百年』なんて奉祝国民歌をキングレコードが再発するだろうか? キングレコードの1953年の目録を調べてみたが、この

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    t-kawase 2012/10/20
    近代史の「裏」の一面。不二出版から機関誌が復刻されていたのは知らなかった。
  • 「大日本愛國フィギュア」がすごい - 虚構の皇国

    せぴあ様に教えてもらったサイトなんですが、まさに思考停止・絶句状態であります。これはすごい。 半眼工房というところで作っているレジンキットらしいのですが……。 なかば神話化されたステリオタイプな戦時女性像が、〈萌え〉の重力圏にひきずりこまれて、どうしてこうなった状態を呈している、とでも言えばよいのでしょうか。例の「回天キューピー」なんかよりも、もっと造形的にはすぐれているのですが、ちょっとコメントできないほど驚きました。 以下引用であります。 「昭和二十年 満洲開拓移民引揚團 赤井夕陽」 「大日愛國フィギュア」最新作! 大東亞戦争末期、ソ連軍の満洲への侵攻により、家財道具を背負い逃避行の少女をフィギュア化しました。 少女というにはやや所帯じみた感が残念です――って、そんな印象批評しかできん…… 「大東亞戰争末期土決戰期國民義勇戰闘隊女子隊竹槍挺身斬込隊 國防華子・袈裟斬り」 竹槍で袈裟

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    t-kawase 2010/03/04
    「これはひどい」という言葉しか最初出てこなかったなあ。作る方も、買っちゃう方も「ダメすぎる」としか・・・。
  • 驚愕の『大東亜戦争祝詞集』 - 虚構の皇国

    武田政一編 瑞穂出版株式会社 昭和18年9月 「大東亜戦争」とは文字通り「神懸かり戦争」であったことを彷彿とさせる一冊であるが、その「神懸かり」ぶりの内容は、筆者の想像を超えていた。書編者による「凡例」によれば、 書は主として大東亜戦争開戦以来、約一年間に行はれたる戦争関係の祭祀の祝詞を編輯したるものにして、支那事変等に関する祝詞は、参考の為に収録したるに過ぎず。 とあるのだが、この「戦争関係の祭祀」で何をやっていたのかがビックリなのであります。 とりあえず、「珊瑚海戦・ミッドウェー・アリューシャン列島攻撃奉告祭祝詞」なるものを見てみよう。 画像でなんとか読めるでしょうか? 大営発表を祝詞にして神様に報告してるんですね。で、歴史的大敗となったミッドウエー海戦が、祝詞になるとこんなかんじになるわけです。 ……太平洋乃真中奈留ミツドウエー沖爾敵乃航空母艦群乎誘比出志、烈支伎戦乃上爾敵乃航

    驚愕の『大東亜戦争祝詞集』 - 虚構の皇国
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    t-kawase 2010/01/11
    これまでの「国家神道」研究も見逃していた内容だよ、これ(笑)。
  • ロリ系皇軍慰問絵はがき - 虚構の皇国

    戦時下、慰問系商品とも呼びうる紙くずの一群があって、「慰問」「皇軍慰問」と名前がつけばかなり何でもアリな印刷物が多数で廻っていた。クレジットもなにもかもでたらめなパチもんの大衆読み物や、慰問袋からとりだしたとたんにゴミと化すマスコット人形の類など挙げればきりがない。戦時下の印刷屋さんの営業努力のたまものと見るべきか、大して投資もせずに儲かるボロい商売と見るべきか、はたまた終戦直後のカストリ雑誌群簇生の土壌を形成したものなのか、いろいろと見方はあるだろうが、そんなことまで守備範囲を拡げるのは御免蒙りたいばかりである。 で、慰問絵はがきにしぼっていろいろと探求してみると、やはり美人画が多い。なかでも、今回紹介する松盛昌画「皇軍慰問絵葉書」は、同種の絵葉書の中でもとりわけてかわゆいので驚いた。 【1】セーラー服女学生 【2】若だよねこれは 【3】島田の若 【4】草刈り女学生 【5】テニスの

    ロリ系皇軍慰問絵はがき - 虚構の皇国
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    t-kawase 2009/11/23
    これは萌える(半分嘘)。こういう葉書の存在は知らなかったなぁ。
  • 2008-02-06 - 虚構の皇国 blog 「未成年者向け英霊HP」

    「英霊にこたえる会」のサイトから入れる「未成年者向け英霊HP」が、かなりすごいことになっている。 とくに、このサイトのキャラクター《東亜共栄のシンボル スーパーカブ子ちゃん》は悶絶もので、なんだかポンチ絵版「稲生物怪録」といった風情。 すなおに「子ども向けブレインウォッシュ広場」みたいな名前をつけておけば、小学校からのアクセスも増えたろうが、「未成年者向け英霊HP」というなにやら淫靡なネーミングでは、キッズ・フィルターにはじかれるだろう。それにしても「未成年者向け英霊」とは一体何ごと?

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    t-kawase 2008/02/08
    リンク先、さすがにこれはないだろ。ちょっと精神的にやばげなものさえ感じる。
  • ブラジルにお墓参り - 虚構の皇国

    祖父・祖母のお墓参りに、しばし里帰りいたします。 ああ、夏物の服を出しておかなければ。 年末ギリギリになって、植村和秀著『「日」への問いをめぐる闘争』柏書房を通読。箕田胸喜 Vs 西田幾多郎とは、なかなか面白いかもと思って購入するも、やや残念賞。買ってから『丸山眞男と平泉澄――昭和期日政治主義』(柏書房)を書いた人だと気づいても手遅れでした。この人はこの手の異種格闘技ものが好きなようですが、それぞれに突っ込んでいないので、教養以上のモノは望めずがっかりするのであります。つまみい的に『世界史的立場と日』など京都学派系〈聖戦の形而上学〉を紹介し、返す刀で日原理社の通り一遍な説明を、次のコーナーでは田辺元『歴史的現実』を……と、叙述形式がまるでアミダくじのようで、読者としてはいまいち深まりません。もちろん、灯影舎のつまみいシリーズよりもまだマシなのですが。 そもそも彼も編集委員とし

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    t-kawase 2008/01/09
    植村和秀『「日本」をめぐる問い』の書評。
  • 2007-05-24

    「週報」昭和15年1月3日号表3より これはいいガチムチ具合ですね 昭和16年4月17日付の、警視庁警務部長発、外務省東亜局長宛のこんな文書がある。 靖国神社臨時大祭参列遺族ノ身許調査ノ件照会 来る二十五日靖国神社臨時大祭執行に際し之に参列する遺族(満州国並中華民国在住者)の身許調査に関しては曩に陸軍省副官より御照会有之候事と存候も右調査の結果に関しては警衛上注意を要する者の有無共(若し有之節は其住所、氏名、年齢並其の内容を具体的に)直接当方にも御通報相煩度此段及照会候也。 (略) 一、素行上注意を要する者に非ざるや 1、精神病者に非ざるや 2、平素不平不満を抱懐し居り上書建白等の惧れなきや 3、其他警衛上注意を要するものに非ざるや 二、遺族に対する賜金を繞り家庭争議等を起し悪化し居るものに非ざるや いくら「誉の遺族」と持ち上げたとしても、実のところ大日帝国が彼らに向ける眼差しは、これほ

    2007-05-24
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    t-kawase 2007/05/24
    「官軍的思考」の有様はこんなもの
  • 2007-04-05

    別にトンデモではないのだが、昭和17年の防空教育用アニメ。 id:D_Amonさんのところで教えてもらいました。 自由主義史観研究会 WEB管理ご担当者様 拝啓 陽春の候、貴会いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬ御愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、貴サイトの画像についてご提案があり、お便りを差し上げます。先日、dempaxさんの国立でむぱ研究室櫻分室でご教示いただいたのですが、自由主義史観研究会のサイトの「会員募集」コーナーに楽しい画像が掲載されているとのこと。早速小生も拝見いたしましたが、貴会の活動の香ばしさから考えても、あまりにもおとなしい絵柄ではないかという感想を持ちました。そこでいささか厚かましいご提案かとは存じますが、下記画像をぜひお使いいただきたく、ここにお願い申し上げます。 ご存じの通り戦前のうちわ絵ですが、製作年代などは全く不明です。「一家

    2007-04-05
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    t-kawase 2007/04/05
    シャレがきつい。でも「イベント情報」がずっと無いなんて、どうしたんだ、あの会は。
  •  住民集団自決に「愉快なことぢゃ」 - 虚構の皇国

    史教科書から、「日軍が住民に集団自決を強制した」旨の記述が一斉に消されたらしい。なんだ、文部科学省はやっぱり真理省だったのかスミス君、てなかんじである。 「つくる会」系の人々の大好きな「当時の価値観で歴史を見る」方法からすれば、生きて虜囚の辱めを受けぬ集団自決は大いなる喜びであったはずなのに、何をビビっておるのか、と思う。というのも、当時はこんなトンデモないことをいう爺さんがいたからだ。 昭和19年7月、サイパン島を守備していた約3000名の日軍は「万歳突撃」を敢行し、玉砕した。残された日人住民たちは、北部の断崖から身を投じて自決し、海面は血に染まったという。驚くべきことに、この悲劇を「愉快なことぢゃ」と喜んだ人がいた。なんたる鬼畜かと思いきや、誰あろう、かの右翼の巨魁・頭山満翁であったのだ。 当時一番のトンデモ総合誌「公論」10月号(第一公論社刊)に、こんなインタビューが掲載さ

     住民集団自決に「愉快なことぢゃ」 - 虚構の皇国
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    t-kawase 2007/04/04
    好意的に解釈すれば、日本浪漫派的なやけくその美学だよね。
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