2007年7月15日のブックマーク (2件)

  • 梶ピエールの備忘録。―テッサ・モーリス-スズキ『北朝鮮へのエクソダス』

    すでにあちこちで高い評価を受けているけど、改めてこれは名著だと思う。北朝鮮問題について左派の立場から書かれたものとしては、全くアプローチは異なるけれど、脱北者の問題を扱った石丸次郎氏のルポルタージュ、『北のサラムたちasin:4901873016』と相通じるものを感じた。あえて言うなら、この二つの書物は、あくまでも「事実」の徹底的な掘り起こしを通じて、政治的対立のなかで翻弄される最も弱い立場の人々に最大限寄り添おうという姿勢において共通している。 在日朝鮮人の「帰国事業」は映画『パッチギ!』のモチーフの一つにもなっているが、その成立過程は今まであまりに謎につつまれてきた。一般的な理解としては北朝鮮と朝鮮総連ががっちり手を組んだプロパガンダであったというのが定着していると思うが、近年では日赤十字と日政府が一種の「厄介払い」として事業に積極的に関与する、という側面があったことも指摘されるこ

    梶ピエールの備忘録。―テッサ・モーリス-スズキ『北朝鮮へのエクソダス』
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    t-kawase 2007/07/15
    今度買わねば。
  • 北九州市の役人と赤城農水相 - 激高老人のぶろぐ

    北九州市で生活保護を廃止された52歳の男性が孤独死した。人が辞退届を出したから廃止するのは合法的だったと役人は言う。しかし無理やりに辞退届を出さされたというのが実状らしい。何しろこの市は生活保護の適用を極度に制限することで有名な市である。ここでは届けを出す前にまず申請書を書かされ、希望者は受付の窓口にさえなかなか到達できない仕組みを作っている。この市は小泉内閣当時構造改革のモデル特区となった。貧乏なこの市が生活保護の枠を狭めざるをえない理由は分かる。小泉以来の政府がもたらした地域格差の増大の結果だ。だが被受給者の収入などをよく調べもしないで生活保護を廃止するのは不法の疑いがある。 この市ではまた、32歳の病身の女性が国民健康保険料を納める余裕がないために保険証を取り上げられ、治療が行えず、病に苦しみながら死亡したケースがあった(小野寺光一の「政治経済の真実」7/12付メールマガジン)。こ

    北九州市の役人と赤城農水相 - 激高老人のぶろぐ
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    t-kawase 2007/07/15
    「法匪」という言葉が連想される。