C++の参考書は、ようやくテンプレートまで進んだ。この項目は、大胆な割愛や、簡略化した説明をしなければならないだろう。テンプレート仮引数とテンプレート実引数を完全に分離して説明するのは、さすがにわかりにくい。 しかし、いまさらになって、大学に行かなかったことが失敗ではないかと思いつつある。 理由はいろいろあるが、私は当時、大学に行かなかった。親の別居やら引越しやら、その理由を当時の外部要因に求めることはたやすいが、結局、大学に行かなかったのは私の責任である。 そして今、私がC++を学ぶために何をしているかというと、規格や論文の読解である。私は一度も、論文の構造とかプログラミング言語の規格書の構造について学んだことはないが、なんとなく感覚で会得していった。 これは正しくない学び方だ。最初に、学問を学問として、系統だてて学んだ方が良かったと思うのだが、いまさら悔やんでも始まらない。もちろん、論