著作権者の許可なしにアップロードされたアニメや映画などの動画を紹介する「リーチサイト」を排除するため、政府が著作権法の見直しを検討する方針を固めたと報じられた。 読売新聞によると、リーチサイトの取り締まり基準を設け、悪質な運営業者の摘発のほか、サイトの強制閉鎖や、検索エンジンの表示停止を行いやすくする方針だという。具体的には「営利目的で大量の違法コピーにリンクを張っている」「警告しても違法コピーの紹介をやめない」などの条件を定め、悪質と判断されればサイトを取り締まれるようにするという。 リーチサイトとは、どのようなサイトなのか。これまでの法律では、リーチサイトを取り締まることは困難だったのだろうか。著作権の問題に詳しい井奈波朋子弁護士に聞いた。 ●どのようなサイトなのか 「リーチサイトの特徴は、主に次の3点です。 (1)消費者を違法コンテンツに誘導するサイトである (2)そのために別のサイ